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山陽道をゆく chapter 1-5 倉敷・直島(5)
UKIYO-E KURASHIKI 国芳館の中に入ると思いのほか広かった。いくつもの部屋に歌麿の数え切れないほどの浮世絵が陳列されていた。それらは歌舞伎に出てくるものが多く、すごいcollectionである。但し館内は撮影禁止である。
→chapter 1-4 倉敷・直島(4)
退館する時に受付の若い女性に
「ここから庭を撮影しても良いですか?」と尋ねた。すぐOKが出た。
finderを覗いて、空かさずfocus した。
「扉越しの紅葉が実に素晴らしいですね」と言ったら女性はニコッと笑った。
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「3Fまで結構な部屋があるのですね」と続けて尋ねると
「ここは元、旅館です」と答えた。
「なるほどねぇ」と納得した。
「ここはいつopenしたのですか?」renovationをしたと思うが、どことなく新しく思えたので尋ねてみた。
「3年くらい前です」と即座に答えた。(2021年3月31日open)
「へぇ〰︎すごいなぁ」この施設は洗練された街並みと調和していると思った。
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「ありがとう😊」と言って外に出た。
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大原美術館のEvening tourまで小1時間あった。ここで自由散策になり、僕らは他の参加者とは別行動した。僕らはivy squareアイビースクエアの方角に向かって歩いた。裏通りなのに昔ながら古蔵民家をrenovationしたおしゃれな店が続く。ハチミツ専門店・cafe・boutique, Kさんは帽子屋の前で停まった。そう言えば【ひかり号】の車内で
『寝癖を隠すため帽子を買いたい』と言っていたのを思い出した。
Kさんは空かさず店に入った。連られて僕も入った。Kさんは、鏡の前で自分に似合いそうな帽子を取っては被り、取っては被り・・・と
僕は棚の上の帽子の値札をちら見した。〇万円、ギョ!たっかー、
Kさんは〇〇の帽子が気に入ったようだ。
「このまま被って帰ります。値札を取ってください」と奥の部屋で店番のyoung Mrs.と呼ぶに相応しい何処か気品がある女性に依頼した。空かさず僕も奥に行き
「touch VISA使えますか?」と尋ねた。
「使えます」と軽く答えた。僕は指紋認証をして
「ハイ」とスマホをdeviceに置くと瞬時に決済された。これほど便利なものはない。
「receiptをください」と言った時、高値であることに恐縮したのか
「後でかやし(返す)ます」とのKさんの声を背中で聞いた。
「ええよ」と振り向かずに答えた。receiptを受け取ったついでに
「この店の外から撮ってもいいですか⁉️」と尋ねてみた。この店に入る時、ガラス扉に店内写真撮影禁止的なmarkのstickerが貼ってあったからだ。即座にOKが出た。
僕が行く先々でやたら写真を撮りたがることに飽き飽きしているようでKさんは新しい帽子を被ってさっさと出て行った。僕は【archive旅の記録】と思って撮っているのだが・・・・。急いで撮り終えると駆け足で追いかけた。
追いついて歩調を合わせながら、
「その帽子、実によく似合うね」と言った。Kさんはいつもなら照れ笑いするところだが、
「似合う、似合うでしょ、とっても」かなりこの帽子が気に入った様子でとても嬉しそうに言った。
初冬の空はこの日、白い雲の隙間から時折、青空が見え隠れてしていた。只、この時だけは雲は消え、California Blueのような澄み切った空が見えた。
chapter 1-6 倉敷・直島(6)
追伸postscript
pack tourから帰った次の日、Kさんからcash back ¥20,000があつた。このtourで支払った(土産代含む)一部が戻って来た。[ありがたく]受け取り、後日決済口座に入金した。
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これぞHAND MADE(職人技)の極み ‼️
値段は大丸DAIMARU・高島屋TAKASHIMAYA出店の有名brandと変わらない。
Kさんは10年くらい前に一度、女友達と倉敷を訪れている。その時から襟立製帽所の店の存在を知っていたのか、事前にnetで調べていたのか、或いは偶然この店に辿り着いたのかはわからない。
倉敷美観地区は駅からそう遠くない。その気になれば京都から弾丸日帰りも出来る場所でもある。いつの日か倉敷を訪れた際にはぜひ襟立製帽所にも立ち寄りたい。
岡山(おかやま)県倉敷(くらしき)市は、学生服やジーンズなどを生産する繊維(せんい)産業がさかんな地域(ちいき)です。400年以上前、倉敷周辺は海に囲まれていました。その後、海の水をぬいて陸地にする干(かん)たくが行われ、農地が作られました。塩分を多くふくむ土地でよく育つ、綿(わた)のさいばいが行われました。綿からは糸ができ、布(ぬの)が作られます。海だった場所が綿づくりにてきしていたことから、倉敷市の繊維産業が始まりました。江戸(えど)時代には、丈夫(じょうぶ)な帯やひもが作られ、明治時代にはミシンが使われ、たびが大量に生産されました。大正時代には学生服が作られました。今も日本一の生産量です。こうして昔から丈夫な生地をあつかってきた技術(ぎじゅつ)を生かして、今は、質(しつ)のよいジーンズを作っています。倉敷では、それぞれの時代に合わせて繊維産業を発展(はってん)させてきたのです。
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