毎日読書など日記・2770日目
2023年4月10日月曜日・晴れ・風・温(散歩日和)
朝TV「きょうのわんこ」見る。『蹲る骨』(イアン・ランキン)読まず。
『新任警視』(古野まほろ、新潮社2020年)、続きを68ページまで読む。順調だったので100ページは越えそうだったが、さまざまな用事が出来してならず。「僕」の視点による語りに揺るぎが少しもないので迷わずにどんどん読み進む。二段組で600ページ以上ある大長編なのに軽いタッチという矛盾した魅力があり、今のところほとんど退屈しない。軽いタッチと感じさせておいて主人公が担当する任務が実は重いものであることを小出しにしながらお馴染みの古野ワールドが徐々に出現してくる。お馴染みの、と言っても最近は全く読んでいなかったので「懐かしの」の方が相応しいかもしれない。読み切れないかもしれないが、この後の展開が楽しみだ。
文芸雑誌『文藝 夏号2023』(河出書房新社)、全552ページという分厚さは健在。表紙に「直木賞受賞第一作620枚一挙掲載 佐藤究『幽玄F』」とあるそれを少し読む。主人公は少年で、その少年の成長を描く作品のようだ。なんとなく先だっての朝ドラ『舞いあがれ!』の内容を思い出させる始まり方だった。きちんとした文章で読みやすく、丁寧な感じがする。そういう文章で他にはないような独創的な物語が紡がれていくのだろうか。
卓球をしない日。
夜TV「ネプリーグ」で木村さんを見る。
終わり