毎日読書など日記・2963日目

2023年10月20日金曜日・雨・微風・やや温

朝TV「きょうのわんこ」「ブギウギ」見る。『蹲る骨』(イアン・ランキン)読まず。

時代小説『秋声惑う』(芝村凉也、双葉文庫2011年)の再読の続き。94ページまで読む。「返り忠兵衛 江戸見聞」シリーズの三作目。この主人公があれこれ迷う場面が多いのはその呼び名に「返り忠」という言葉が含まれているからだろうか。「北の御番所」の裄沢広二郎さんよりも迷い、惑う。それを乗り越え、うまく決着点を見い出し、実行するから感心し面白く感じる。このシリーズは他のものよりも長い。その分、主人公最大の宿敵でもう一人の主人公とも言える人物の存在感が並大抵のものではなく描かれていて物語に厚みを加えている。家のどこかにあるはずの一作目『春嵐立つ』が見つからず、仕方なく三作目から読み始めた。

連載エッセイ「ミステリー中毒 激症篇」(養老孟司)の「第131回 10月のセミ」を読む。相変わらずさらっと恐ろしいことや興味深いことを軽快なタッチで指摘してくれていた。『小説推理』(双葉社)隔月連載、をいつの間にか忘れていたことに気づいた。今までの分を読みたい。

終わり

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