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機内モードの活用

"サブスク"という言葉が社会的に認知されるぐらい、いろいろなクラウドサービスが当たり前になってきたからこそ、機内モードの活用をお薦めします。

在宅勤務が広がり、継続する企業もあれば、会社勤務に戻る企業も様々ですが、とにもかくにも、Zoom, Teamsが一般用語となるほど社会のITリテラシーがこの半年で一気に底上げされました。slackもメジャーになったサービスの一つですが、slack社では、Work Hard and Go Home(しっかり働いて家に帰ろう)いう標語があるらしいです。自分の場合、ここ半年以上、在宅勤務なんで、

Work Hard and Shutdown Devices(しっかり働いて端末を閉じよう)

という個人的な標語を作って、遵守しようと努めてます。が、これが案外難しい。会社のPCとスマフォは閉じてみるものの、公私問わずデジタル化(=ほぼペーパレス)をしてるため、プライベートの時間は、個人所有のMacbook, iPhone, iPad使います。いや、使いまくります。で、よくないことに、仕事のメール、メッセージ(slack)、カレンダーが、緊急時を考えてチェックできるように設定しているため(職業病)、結局、仕事から離れにくい。さらに在宅勤務が日常化・長期化するのに伴い、オンライン会議の安定性が不可欠となり、ルーターやMacbook(単なる林檎好き)を買い換えるなど、家庭内のデジタル環境が整いました。数年前なら長時間インターネットにつなぐなんて非日常だったのが、私の日常に溶け込む、いや、侵食し始めました。こういう話をすると、

「デジタルデトックス(=デジタル断食)をすれば、いいじゃん」

そうなんですよね。アンチ・デジタルとして、電源・電池を使わない、紙の書籍・メモ帳とペンなど過ごせばいいのはわかりつつ、過度なデジタル化をしたため、アナログが不便に感じる捻くれ者です。でっ、デジタルツールを使いつつ、ぼーと自分の思考を巡らせるためにしているのが、

「ネットワークが繋がる時に、あえて機内モードです」

結構いいです。無駄にメールやメッセージチェックをしないで、集中できます。紙に書くより、タイピングやフリック入力より、思いついた文章がささっと書ける(登録単語、文章が無茶苦茶あるので)。何か疑問が浮かんでも、ついググることもできない(ググって関係ないページに飛ばずにすむ)。一旦、ダウンロードしておけば、集中してKindle Unlimitedも読めるし、Evernoteの整理中もこまめな同期をしないので、動きがもっさりしないで済む。気分転換とかいって、YouTubeを観ているうちに、「何してたんだっけ?」と迷子になることもない。で、気づく。

「この感覚、以前は持っていたな」

っと。思い返せば、飛行機や新幹線などの移動時間(最近していない)、数年前なら、JRや地下鉄でもインターネットにつながらないのが日常でした。オフラインで作業することを前提に、オンラインの時間を大切にしようと思っていました。だったら、デジタルにどっぷり使った自分は、「オフラインのデジタル活用を大切に!」です。

で、オフラインからオンラインに戻した瞬間、クラウドにデータが一気に同期され、無駄な労力は起こりません。そう、この記事も、機内モードにして、ほとんどメモ帳で書いて推敲し、オンラインにつなげて、書き上げました。

デジタル or アナログという二択でなく、その間にある選択肢を日常生活で探すのは、ありだと思います。

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