医療面接 ☆☆☆☆
・開放型と閉鎖型、解釈モデル、review of systemがよく出ています。
正解はeです。どのようなことを心配しているのか、希望があるのかを聞きます。
正解は⑤です。何を心配しているかです。
正解は①です。Yes/Noで答えられる質問が閉鎖型、そうでないものが開放型です。患者が心配している内容を積極的に話してもらうことで情報を得ます。
正解はeです。頭痛以外の諸問題を拾い上げていくものです。
・開放型質問だけでは患者が気にしていないことを聞けません。そこで、患者が気にしていないことを閉鎖型質問で聞くことで診断に近づけていきます。
正解はeです。
b:システムレビューは患者が気にしていないけど診断に重要な情報を掴む方法です。閉鎖型で聞きます。
正解はeです。
正解はaです。「患者の気にしていない」ものを聞きます。
受療行動 ☆
・受療行動とは、なぜこの病院を選んだのかというものです。
正解は⑤です。
腹部診察 ☆☆☆☆
正解はdです。診察前に同意を取ること。いきなり触るのはNGです。
a:服を上げズボンも下げます。ただしタオルをかける、長い時間行わないなどの配慮は必要です。
b:研修医仕事しろ案件
c:身体診察で察しをつけて、必要に応じて画像検査を行います。
e:痛いところは最後です。痛みで腹筋の緊張が亢進すると、痛くない場所でも板状硬になりうるためです。
正解はdです。脾腫があるためTraube三角の濁音を聴取します。
a:腹膜刺激徴候です。
b:腸閉塞などで聴取します。
c:門脈圧亢進で見られるメデューサの頭、下大静脈閉塞(Budd -Chiari)で見られる上行性の怒張が有名です。
e:尿路結石や腎盂腎炎、胆嚢炎などで見られます。
正解はeです。反跳痛は指先数本をゆっくり押しつけた後、急に力を抜いて確かめます。
a:正しいです。患者の反応を見ます。
b:正しいです。既に述べました。
c:「慎重に」の意味が分かりにくいですが、雑にやるものではありません。
d:痛むため必要最低限です。
正解はaです。膿瘍で炎症が起こっているため、その部分は叩くと痛いです。
b:胆嚢炎ではMurphy徴候(右季肋部を押しながら深呼吸させると息が途中で止まる)が代表的。
c:無痛性胆嚢腫大はCourvoisier徴候です。これは膵頭部癌で陽性です。
d:腹部大動脈瘤では聴診で血管雑音(bruit)を聴取します。(腎動脈狭窄などでも)
e:拍動を触知するのは動脈を触知している時です(後述する波動とは別)。Krukenberg腫瘍は卵巣に転移した腫瘍のため、拍動はありません。
正解は④です。
・腹部診察の波動は腹水を示唆します。
・水はX線で白くうつるため、腹部が全体的に真っ白な④を選びます。
≪注≫腹水が少量である場合はDouglas窩(男性なら直腸膀胱窩)や右横隔膜下腔を見ます。これらに腹水は貯留しやすいです。
①:横行結腸以降にガス像がありません。腸閉塞の可能性があります(身体所見や病歴も参考に)
②:coffee bean signであり、S状結腸捻転を考えます。
③:特に異常はありません。
⑤:niveauがあり、イレウスを示唆します。腸管内の水面が見えているため、身体診察では振水音が見られることが示唆されます(109H13の問題)