index小笠原
昨日はアメトーークで大学お笑いサークル出身芸人が放送されていました。
僕も大学お笑い出身ですので、懐かしい話がたくさん出てノスタルジックな気持ちになりました。
大学の同期で、親友であるindex小笠原の名前が出てきた時には鳥肌が立ちました。
彼はダンボールを積み上げてただそれを破壊するという芸をひっ下げて、最後の大会で決勝まで進みました。
信じられないかも知れないけど、本当にそのままの芸なのです。
最後の大会は団体戦の大会だったので、漫才、コント、ピンの3組1チームでの戦いでした。
僕が当時組んでいたコンビで漫才をしていたチームのピンがindex小笠原でした。
そして同じく同期のトリオがコントで、同期6人のチームで大会に出場しました。
予選を危なげなく突破し、準決勝。
MCはマヂカルラブリーさんでした。
その2年前の大会で、同じチームで初めて出場した時のMCもマヂカルラブリーさんでした。
その初めて出場した大会で、僕らのチームはマヂラブさんに大ハマりし、エンディングでたくさん絡ませてもらいました。
そしてその日、見事予選3チーム目に名前を呼ばれて準決勝に進出することもできました。
舞台上でチームで抱き合って喜んで、他の大学の人たちにさむがられてしまったのを覚えています。
大会のルールとして、3チームが準決勝に進出することができ、その日の一位と二位はシンプルに勝ち上がりですが、3チーム目は審査員投票によって進むことになっていました。
そして僕たちのチームは、その日の6位でしたが準決勝に進出することができました。
審査員の人の意見としては、index小笠原があまりにも衝撃的すぎて。
小笠原のおかげで僕たちは初めての準決勝を経験することができたのです。
そんな大会から2年経って、迎えた最後の大会の準決勝。
MCはマヂカルラブリーさん。
過去2年、僕たちは準決勝に進出するも決勝に行くことはできずにいました。
4年間の集大成を見せる大会として、絶対に決勝に進出したかったです。
自分たちの出番が始まり、2組が順調にネタを終え、チームのトリを飾るindex小笠原の番。
いつものようにたくさん段ボールを壊していきますが、なかなか笑いにつながりません。
壊せど壊せど笑いが起きない小笠原。
もう壊す段ボールも無くなった時に小笠原が放った一言。
「マヂカルラブリー、俺はお前らの背中が見えている」
会場が揺れに揺れました。
段ボールを壊すという芸しかないちっちゃい男が、のちのM-1王者に対しての背中が見えている発言。
この一言でだいぶ勝利に近づいたかなと思った僕たちのチームは、結果発表をドキドキしながら迎えました。
第一位、帝京大学お笑いサークルアテンション どうにかなる日々
現サンシティ和泉がいたチームです。
この時点であ、やばいと思いました。
第二位、創価大学落語研究会 チーム赤組
終わったと思いました。
時間が押していたのか絶え間なく村上さんの声が響き渡ります。
審査員票、明治大学お笑いサークル木曜会Z crazy party〜狂乱の宴〜
2年前と同じように狂喜乱舞してしまいました。
他の人たちに引かれるからもう舞台上で騒ぐのはやめようとあの日誓いあったのに。
ただ2年前と違うのが、ルミネでネタをできるということ。
最後の大会で決勝に進めたということ。
この6人で最後の最後まで戦えるんだと思ったこと。
舞台の幕が下り、チームのメンバーや和泉と喜びを分かち合い、その後審査員の人に講評をもらいに行きました。
なんで自分たちのチームを選んでくれたのか。
審査員の人は一言、index小笠原が衝撃的すぎて。
2年前と全く変わっていませんでした。
もちろん漫才もコントも高得点だったからこそ勝てたチームではありますが、やはり中心はindex小笠原でした。
小笠原に見させてもらっていた夢でした。
そんな小笠原が決勝の出順のくじを引きました。
『①』
夢が終わった瞬間でした。
ルミネではトップバッターながらやれるだけのことはやりきり、結果は3位でした。
優勝を目指して戦ったので悔しくはありましたが、全国3位という成績を収められたことにそれなりに満足はしていました。
とにかく同期6人でチームを組んで戦った2ヶ月間が本当に青春すぎて、今思い出しても熱くなります。
ネタ見せのためにスタジオを借りて深夜練したりとか、前日に喧嘩したりとか、小笠原のダンボールを運ぶために明大前から新宿まで台車を使ったとか、なぜか決勝後のチームの打ち上げの席に高比良がいたとか、実は3年の時には一悶着あってこのチームでは出られなかったとか。
とにかく最高の思い出。
以上が、index小笠原とNOROSHIにまつわるお話でした。
ちなみにこのindex小笠原、マヂカルラブリーさんがM-1優勝した時に、
「もう背中が見えなくなったな」
とツイートしていました。
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