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「心のしなやかさ」を手に入れるトレーニング法
前回の記事では最後に「思考に目を向ける、無意識に近い思考を意識化するための実践法がありますので、それは改めて(予定では次回に)紹介したいと思います」とお伝えしました。予告した通り実践法として「心のしなやかさ」を手に入れるためのトレーニング法をご紹介したいと思います。なお続きとなりますので、まだの方は前回の記事を読んでから今回の記事を読んで頂ければと思います。
ただし、トレーニング法をご紹介する前
思考に目を向けて「心のしなやかさ」を手に入れる
同じような出来事があっても、人によって湧いてくる感情が違います。そして選ぶ行動も違います。
例えばこのような出来事
出来事
「今度のお客様へのプレゼンを君に任せたいと上司から言われた」
XさんとYさんの反応
Xさん:「これはチャンス!」と感じて、一生懸命準備をしてプレゼンに挑もうとする
Yさん:強い不安を感じて、「自分には無理です! 先輩お願いします」と自分でプレゼンすることを避けて先輩へお願
「私は○○である」を緩めると生きやすくなる
今回の記事からしばらくは、自身のものの見方や考え方、そして心にフォーカスしてお話したいと思います。キーワードは「心のしなやかさ」。自分自身を知り「心のしなやかさ」を身につけることはレジリエンスを高め、よりよい人生を送ることにつながります。
※レジリエンスという言葉を知らなくてもこの記事は読んで頂けるように書いていますが、「レジリエンスとは何か」に興味ある方は、私が登壇したスクー授業のログミーさん
「自分を不幸にする自己暗示」から抜け出す
皆さんは何か苦手意識を持っていることはあるでしょうか?
私は今では講師という仕事をしていますが、4年くらい前までは人前に立って話をすることがすごく苦手でした。7年前の転職活動中に面接で「何か苦手なことは?」と聞かれたとき最初何も思い浮かばなかったのですが、少し考えて唯一思い浮かんで答えたことが「人前に立って話をすること」でした。人前に出ると鼓動が早くなり、手や足が少し震えることもありました。その時
冷静にチャレンジと向き合って自分を成長させる
前回の記事では「「危機回避の習性」を自覚すると行動を変えることができる」というお話をしました。そして最後に「次回は、冷静に行動を選択することを支援するツールをご紹介したいと思います」と締めました。危機回避の習性を自覚しているだけでも以前より冷静になれると思いますが、ツールという実践法を使うと取り組みやすくなると思いますのでぜひご活用ください。
ではさっそくツールの話をしたいと思います。皆さんにと
「危機回避の習性」を自覚すると行動を変えることができる
前回の記事の最後に「人はそもそも失敗したくないと考える習性を持っています」という話をしました。そしてそれを自覚すると行動を変えることができるようになります。今回はその話を詳しくお伝えしたいと思います。
まず初めにこちらの問いを考えてみてください。
(問)
あなたはコイン投げのギャンブルに誘われました。
・裏が出たら、あなたは100ドル払います
・表が出たら、あなたは150ドルもらえます
このギ