世界最強の情報機関の末路
情報が簡単に手に入る時代になった。
現在の1日に手に入る情報量は、江戸時代の1年分、平安時代の一生分らしい。
そんな多くの情報が手に入ったら、分からないことが簡単にわかる。
メリットばかりだ。
そう感じないだろうか?
しかし!
昔々、世界最強と言われていた、KGBという組織があった。(ソ連の情報機関)
プーチン大統領は元KGBのスパイ。
アメリカとソ連が対立していた時、KGBはアメリカやイギリスなどの敵の情報機関を出し抜き続けてきた。(イギリスの情報機関のトップ候補になった幹部がソ連のスパイだったこともある。)
なのに、ソ連は負けた。
なぜ!?
その理由をざっくり言うと、「集められた情報をうまく使えなかったから」だ。
情報がたくさんあつまるということは、必要な情報以外も集まるということ。
必要な情報を選ぶ力が求められるということ。
では、どうすれば必要な情報を選ぶことができるの?
それこそが、目標を決めて取り組むことである。
「なぜ?なんのために?」この問いかけにはっきりと答えられる自分を身に付けておくことが大切なのだ。
目標(ゴール)を決めずに情報をとる、努力をすることは、危険だ。
例えば、「船で一生懸命に北の島に行こうと思ってこぎ続けていたのに、実はずっと南にこぎ続けていた。」みたいな悲しい結果になってしまう可能性がある。
だから、物事に取り組む時には、目標(なぜ、なんのために?)を決めて取り組もう。
今回例に挙げた、ソ連の話などが載っている超絶面白い本が
「13歳からの地政学」(田中孝幸)である。
世界の仕組みについてよくわかる本なので、ぜひチェックしてほしい。