着衣泳の授業プラン
7,8月になると水の事故が増えます。
そこで、今年は着衣泳の学習を行いました。
目的は、「水の事故にあったときの命の守り方を学ぶ」です。
大まかな流れ
①持ち物
・水着
・普段着(上下)
・よく洗ったぬれても良い靴
・タオル
・ペットボトル
・上記5つを入れるふくろ
②バディ(2人組)を決めて整列する
③体操をする
④シャワーを浴びる
このときは、水着だけ来て浴びる
⑤普段着と靴をはく
⑥プールサイドに並ぶ
・横長の辺に並ぶ
・バディと一緒に並ぶ
⑦バディでじゃんけんをする
・勝った方が1番
・負けた方が2番
人数が多いと、泳ぐときにスペースがなくなります。だから今回は、1番の人と2番の人に分けました。
「1番の人から泳ぐよ~」
「次2番の人泳ぐよ~」といった声かけができます。
⑧実際に泳いでみる
・クロール
・平泳ぎ
・背泳ぎ
水着だけの時と比べて、思うように動けないことを感じてもらう為です。
⑨水に溺れたときの〇と✕を確認する
【してはいけないこと】
・水に入って助けに行くこと
【するべきこと】
・大人の助けを呼ぶこと
・浮くものを渡すこと
⑩ペットボトルを使って浮いてみる
はじめに、「どこでどのようにペットボトルをもつと楽に浮くことができそうかな?」と問いかけてみました。
そして、実際にさせてみました。
ポイントは、「胸の前で抱えて背うきをすること」です。
実際にさせてみると、必ずこのポイントを押さえた浮き方をしている子がいます。
その子を全体に紹介して、ポイントを押さえます。
その後、ポイントを押さえて、全体でやってみます。
ペットボトル以外にも、クーラーボックスやランドセルも浮くそうです。
⑪救助の仕方を確認する
救助の仕方を代表児童1名にボランティアをしてもらい、確認します。
プール中央に1人の児童に来てもらいます。
その子に向かって、ひもをくくりつけたペットボトルを投げます。
ペットボトルに少し水を入れると、狙いが定まることを伝えました。
ペットボトルを代表児童が持ったことが確認出来たら、ひもをひっぱり、救助します。
⑫あいさつ
まとめ
実際の水の事故では、もっとパニックにもなるし、状況もプールのようにおだやかではないでしょう。
しかし、「訓練を経験している」or「経験していない」では大きく異なると思います。
着衣泳を経験しておくことは大切だと感じました。