子どもの「〇〇」と「△△」を見付ける
今日は、子どもと関わる大人として、大切だなと思うことについて書きます。
学校に勤めていると、いろいろな子どもに出会います。
「みんなちがってみんないい。」
いい言葉だと思います。
実際にそうだと思います。
ただ、学校にいると、授業の時間が一番長いわけで、授業についてこれていない子に対して、
「この子の学力をどうやってつければいいのかな・・・」と頭をかかえる場面も少なくありません。
もちろん、子どもに学力をつけるというのは大切なことです。
(それで給料をいただいてるんだから!)
けれど、もっと大切なことは、子どもの「得手(とくい)」「不得手(にがて)」を見付けることではないでしょうか。
身近な例で言うと
(1)友人のKさん
例えば、わたしの友人の養護教諭がいます。
正直友人は、勉強がにがてです。
しかし、コミュニケーションの能力や企画力が高い。
だから、それを活かしてバリバリと仕事をしています。
一方で、友人よりも勉強ができると言われる大学に出ている養護教諭の方にも出会ったことがあります。
じゃあ友人よりも、バリバリと仕事をしていたかと言えば、そうではない。
(2)知り合いのWさん
知り合いの、自衛官の方がいます。
正直、字を枠に入れて書くことができませんでした。
書くことが苦手なんです。
しかし、話を聞くことや、きまりを守ることは得意です。
そして、体力がありました。
今は、自衛官としてがんばっています。
その人を活かせる道がある
あくまで例ですが、人によって「得手」「不得手」がある。
それを活かせる仕事(道)があるということです。
字が書けない、計算ができない、文章が読めない、けれどコミュニケーションが得意な子。
字が上手、計算ができる、文章が読める、けれど一人で作業するほうが好き。
この2人にあった仕事(道)は、きっと同じではないでしょう。
子どもの「得手」と「不得手」を見付ける
あの子、テストが4点だった・・・
あれだけ、練習プリントしたのに・・・
と、子どもの算数のテストを見てグチをこぼすより、
(もちろん、不得手を見付けられたから収穫ではある。)
その子の「得手」は何だろう?
と考えて、見付けて伝える方がいいと思うんです。
きっと道はあります。