機能価値と存在価値を分けて考える
おはようございます。
せいちんです。
最近アドラー心理学の考え方に深く共感して、関係する書籍を読んでいます。
「もしアドラーが上司だったら」という本の中で紹介された考え方がとても大切だと感じたので共有します。
①機能価値と存在価値を分けて考える
この2つは、まぜるな危険なのです。
②2つをごちゃまぜにしているケース
本の中で出てきた、Aさんは営業マン。成績が社内でビリから3番目。
一方、同期入社のBさんは、成績3期連続トップ。
この状況をAさんは、ひどく落ち込みます。
「同期入社したはずなのに、どうしてこんなに差がついてしまったのか。自分は、仕事もできない、なんてダメなやつなんだ。自分には価値なんてないんだ・・・。」
そんな、落ち込んでいるAさんを上司であるドラさんは、「たしかに、機能価値は、Bさんが高いかもしれない。けれど、そんなことはどうでもいいんだ。存在価値はAさんも、Bさんもどちらもかけがえのない存在なんだ。きみがいてくれるだけでいい。仕事ができようができまいが、きみのままでいい。きみが大好きだ。」と語りかけます。
機能価値と存在価値は別ものなのです。
③存在価値を認めてくれる場所が1つでもあれば
こんなやりとりをオーディブルで聴いていたわたしは、車を運転しながら涙がポロポロとこぼれてきました。
自分がいるだけでいいと言ってくれる人がいるだけで、心が温かくなりますよね。
それが、家庭なのか、学校なのか、塾なのかは人それぞれです。
だから、複数のコミュニティーに所属することのメリットは、自分の存在価値を認めてくれる場所をかくほすることにつながると感じました。
④自分の存在価値を認めると機能価値も上がるが、逆はない
自分の存在価値を認めてくれる場所をもつことも大切ですが、最も大切なのは、自分が自分の存在価値を認めることではないでしょうか。
本の中で、存在価値を認めることで、機能価値も上がる。
しかし、機能価値を上げてから、存在価値を上げようとすると、常に他人との比較、勝ち負けに集中し、存在価値と機能価値をごちゃまぜにする危険性があると書いてありました。(まさに①の事例のような感じですね)
まず、自分の存在価値を認めることで、いきいきとした生活ができるのです。
そして、いきいきとした精神が機能を向上させるのです。
あなたがいるだけでうれしい。
あなたがいるだけで心が強くなれる。
あなたはかけがえのない存在です。
不完全で、いいんです!
ありのままの自分を受け入れる(自己受容)ことをしていきましょう!
自分がまず自分の存在を大切にしてあげたいですね。
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