振り返り is リワード
チームで本気で取り組んだこと、本気で挑戦したことに対する振り返りって、そのチームが頑張った後に得られる報酬(ご褒美)だよなーと思ったお話。
本気でやったことに対する振り返りにしか価値がない
振り返りの質や内容って、KPTとかのフレームワークに沿ったから良くなるものでもないと思っています。
イマイチ本気になりきれなかった/やりきれなかったPJがあったとして、そういうPJの振り返りは、「もっとこうすれば良かったのでは。」「ここが良くなかったと思う。」みたいな、その時なんとかく思いついた出来なかったことにフォーカスしがちです。
そして、なぜ出来なかったのか、じゃあどうすれば出来るようになるか。みたいな話になると思います。
それって、一見健全だと思うのですが、チームのトップラインを上げる振り返りというよりかは、ボトムラインを上げる振り返りのような気がします。
出来なかったことに対しての言語化って実がないので、最悪ただのたらればの話で終始することも多々あります。
何も積み重ならない振り返り。。。
一方で、本気でやったことの振り返りは、実際にやったことに対して
「こういうところが良かった。」
「あの時のあの取り組みは微妙だったけど、そこからこっちに舵を切り返すことが出来たのが良かった。」
「あのタイミングでこの判断ができなかったのが良くなかった」
みたいな実体験に基づく良かったこと・悪かったことが振り返りの材料になります。
PJを通してチームとしてやり切った数に応じて、良質な振り返りの材料を得られると思います。
本気で取り組む = ちゃんとやり切る
やり切ったこと(事実ベース)に対して、チームで「なぜあれが良かったのか / 悪かったのか。」とあーだこーだ話あうことで、「チームの言語化」が進みます。
そこで得た学びは個人の学びではなくチームの学びになります。
「やりたかったけど出来なかったこと」に対する考察をするより、
「なぜこれが上手くいったのか」「なぜこういう良い取り組みができたのか」という良かったことを言語化する方がよっぽどチームのトップラインを上げるし、再現性につながると思います。
これって本気で取り組んだチームだけが得られるご褒美なのでは?
キックオフがピークになるか、ラストワンマイルがピークになるか
これまでの私の経験から、
学びを継続的に積み重ねることができるチームとイマイチ学びが蓄積せずに毎回どこかやりきれないチームの違いは、
チームのパフォーマンスのピークをいつ迎えるかにあると思っています。
何か新しいPJや取り組みをするとき、キックオフをするかと思います。
往々にしてキックオフした直後って、やる気があって「なんかイケる気がする」みたいなやる気が高い状態になりがちです。(というか、それがキックオフの目的)
ただし、いざ取り組んでみると「思ったよりもうまくいかない。」「やってみたけどなんか微妙。。」みたいな壁にぶち当たります。
この必ずぶち当たる壁と対面した時に、そのチームのピークがキックオフ直後になるか、ラストワンマイルの追い込み時期になるかが決まると思っています。
つまり、コミットメントのグラフがキックオフの地点を基準に、右肩下がりか右肩上がりかの違いです。
どっちが望ましいかは言わずもがなだと思います。
当然のようにぶち当たる壁にぶつかったとき、それを避けようとするアクションをとるか、それを乗り越えるためのアクションをとるか。
そしてそのアクションを何回できるか。
そのアクションの数に応じて振り返りの質が決まると思います。
失敗したか成功したかは、あくまで結果であり報酬ではない。
結果から何を得るか。
そのサイクルを回せるチームにはそのチームだからこそ得られる特別な報酬が積み重なっていくと信じてます。
どうせやるなら、そんな仕事を仲間とし続けたい!
そんなことを再認識した今日この頃。
結論
「俺らができなきゃ誰もできない」ことに挑戦すると、ご褒美をもらえる。
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