日本の岐路
日本は今、重大な局面にある。
今後さらに加速度的に人口減少が進む。
外国人人材の力に頼らなくては、日本の社会を維持できない。
今、もし、在日外国人が一斉に帰国したら、社会インフラも立ち行かなくなる。
日本が技能実習生制度を導入した35年前、日本は名実ともに世界第2位の経済大国で、周辺アジア諸国の中で群を抜いて、経済でリードしていた。
日本製品は高品質で長期間使用できるとして、絶賛されていた。
今、GDPでは 世界第4位と一応上位だが(一位 アメリカ 二位 中国 三位 ドイツ)、一人当たりのGDPでは、世界70位くらいだろう。
すでに、1人あたりのGDPでは、シンガポール、マレーシア、香港、などの方が上だ。 お隣韓国にも、もうすぐ1人あたりのGDPで追い越される見込みである。
もはや、日本は出稼ぎ先としての魅力を失っている。
一方、経済発展を継続できている周辺アジア諸国も、外国人人材の受け入れを始めていて、日本よりも好条件を提示している。
でも、日本はまだ、かつての栄光の中にいるようだ。 政治実務で日本の現状を反映していない。
技能実習生制度が、育成支援制度に代わるが、それでも、まだ「日本が教える」という建前にある。 もはや、周辺アジア諸国がビジネスのあらゆる面で日本と対等レベル、もしくはすでに先を越しているのにだ。
このままでは、日本は衰退の道しかない。
自由民主党 総裁選、立憲民主党 代表戦がある。
日本のリーダーが代わる。 日本は今、岐路に立っている。