エスペラント語
エスペラント語をご存じですか?
これは、第2次世界大戦後、おおいに注目された人造言語です。
人造言語という表現が適切かどうかは、わからないのですが、ヨーロッパの諸言語をベースに創り出されました。
それは、「世界平和実現には世界共通語が必要だ」という理念と信念に基づいていました。
当時はアメリカとソ連を東西の盟主とする冷戦構造の真っただ中でした。西側陣営にも東側陣営にも受け入れてもらえる言語が必要でした。
そこで、ヨーロッパ諸国の言語を土台に創り出されました。
60年ほど前、エスペラント語は、日本でも流行し、学ぶ方々も多かったようです。 でも、今では、日常的にエスペラント語を使う方は、ほぼ皆無です。
それには、まず、1990年代初頭に 米ソの冷戦が終結し、いっきにアメリカの世界政治 経済への影響力が強まったことも関係していると思います。 アメリカが世界で唯一の超大国となり(今はその地位が危ぶまれています)、アメリカの主要言語 英語の国際影響力が加速度的に強まりました。 今や、旧東側諸国でも英語がかなり通用します。 そのため、エスペラント語の必要性が薄らいだのです。
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