リチャード三世の発見・王の帰還
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今回は 音声入力です
今回少しサビアンとホロスコープ読み入ってます
ロスト・キング 500年越しの運命 という映画を見ました
細かく内容は喋りません ネタバレになるので
しかし事実だけ
2012年、レスター議事堂の駐車場から
リチャード3世の遺骨が発見されました
たくさん紆余曲折があっての発掘でした
この発見に携わったのが
歴史マニアの女性
フィリッパ・ラングリーさん
幸運にもリチャード3世とフィリッパさんは
両方とも生年月日が判明しています
生まれ時間不明のため正午で見ましたが
両方とも 生まれた場所で
ホロスコープとサビアンシンボル出してみました
ここで皆さん、この記事読む前に
きっとこの2人には特別な絆があったんだわ!
とかまあ思うかもしれないじゃないですか
というかこれ読んでる
9割くらいの方がそう思ってますか、今?
ハーレクインロマンス脳っていうか
私はそういう邪念概念を外して
この2人ってさー
どう?
くらいの感じで見るのが必要になる
この世は恋愛だけで出来ていない
ロマンティックじゃない占い師なんで
フィリッパさんは珍しいことに
ケニアで生まれてる
その後 イギリスに引っ越してきたと
ケニアで見てみました
リチャード3世は王族ですから生まれた時の
記録が残っており日にちも全部わかっています
緯度や経度は割と頑張って出しましたんで
多少正解率は高いかもしれませんが
100%ではもちろんございません
まずこういう場合は
重ねてみればいいかなと思って
2人を重ねてみると
※データと図は載せません
最初に結論から言うと
運命の愛!恋人!のような特徴はあまりございません
私はそういう風に無駄に煽って
お客様を惑わすのは嫌いでございます
占い師の世界は
読めりゃあそう読める、
お前の中ではな、
っていう感じに陥ってしまうことも
ままあるので
それを巧妙に避けていくことも
必要な職業
いくつも目立つ特徴があるんですが
今回は1つだけ お話ししようと思います
それはお二人の火星と金星
フィリッパさんの火星は牡牛座にありまして
リチャード3世の金星は蠍座にあります
ここで途中で差し挟むのも何なんですが
スペースやってますので
そっちを聞いてください
そこでは もちろん全部ではありませんが
もっと詳しく語っております
この火星と金星が面白いことに
ほとんど 180度になっております
そしてフィリッパさんの火星のサビアンシンボル
牡牛座24度
恐ろしい顔つきで馬に乗るインディアンの戦士が
ベルトに人間の骸骨を吊している
ここでいくつか
リチャード3世に共通するキーワードが
出てきているのをご存知でしょうか
恐ろしい顔つき
馬に乗っている
戦士
人間の骸骨
今回発見された中にはもちろん
頭蓋骨も含まれていました
リチャード3世は戦争で戦死したため
馬に乗り
戦士として戦ったということになります
このサビアンシンボルは領地を守ると
いうことを示している
サビアンでもあります
インディアン(ネイティブアメリカン)は
一生懸命外敵から
自分たちの部族を守っているわけです
そのためには恐ろしい顔と
コスチュームをしている必要があります
それとサビアンシンボルに出てきていることから
ただ普通に推察して書くと
頭蓋骨が出てくる時点で
人が1人亡くなっていることが示唆されます
火星は 情熱を表しますので
それを解き明かしたいという
フィリパさんの気持ちが今回
実を結んだということになり
このサビアンシンボルがある人は
決断力があり 生きる 死ぬ
ギリギリのところで戦っているという人もいます
全員ではありませんが
フィリッパさんは
慢性疲労症候群という病気を抱えており
その中で走り回って
この発見に至ったということで
普通の人の何倍も大変だったのであろうと思います
また リチャード3世も遺骨から背骨に問題を抱えており
脊椎側弯症であったことが明らかになりました
王族ですし普通の人の何倍もプレッシャーがあって
頑張っていたでしょう
ゆえにフィリッパさんは
彼に親近感を持ったとのことです
リチャード3世の金星のサビアンシンボル
蠍座23度
ウサギが自然霊に変態する
野生の衝動が大きなエネルギーに
変わっていくサビアンシンボルです
多くのことを出来る生命エネルギーがある人
実際にリチャード3世は
2年と少しの、わずかな王の期間に
実に多くのことを成し遂げています
有能な王であったと言えると思います
実はこの1つ前の度数も関連性があるように
私は思っています
サビアンシンボルは一度 度数を足しますので
実際は 22度なわけですが
蠍座22度
鴨を撃つハンター
ここで明確に攻撃するされる
撃たれるとか
そういうものが出てきます
リチャード3世は検査の結果 戦争で
頭部を打撃をたくさん受けてお亡くなりになっている
ということがわかっています
最後の言葉は『裏切り!裏切り!裏切り!』
であったとも伝えられています
そして180度というのは向かい合っていて
お互いがよく見えている
しかし 近くにはたどり着くことが
なかなかできない度数です
私は今回は
どうしても見つけて欲しかったリチャード3世と
どうしても見つけたかったフィリッパさんの願いが
両方とも合わさった上での
出来事ではないかと考えています
そうでも言わないと解明できない物事というのは
この世にある気がしているんですね
駐車場の所有者が変わり
デパートが建つことだって考えられたわけで
永遠にリチャード3世は
見つからなかった可能性もあります
フィリパさんは
最初に駐車場に足を踏み入れた時に
彼はこの下にいると
なぜかわからないが強く思ったそうです
実際1m横にずれてはいましたが
彼はその下にいました
馬鹿げているかもしれないが強く感じる
みたいなことを
映画の中では
女は、私はそれを強く感じるとか言うと
感情だと馬鹿にされるので言わないでとか
そういうセリフが出てくるんですけど
フィリッパさんは動かない体を頑張って動かし
180度の先にたどり着き
リチャード3世を見つけた
という言い方もできるかなと思います
180度はハードアスペクトですので
あまり好かれないことが多いんですけれども
実はお互いに共通点があり
相手の姿がお互いだけは全て見えているという
アスペクトでもあります
相手が見えている分
対応もしやすいところもあります
私は日本人は この話 結構
受け入れやすいんじゃないかと思っています
南方熊楠は新種の粘菌を発見した時に
亡くなったお母さんやお父さんの
幽霊が現れ
ここだと言って見つけてくれた
と語っています
荒唐無稽な話かもしれませんが
ありえないことではありませんよ
民話などでも夢の中で 誰かが現れて
ここだ というところを掘ったら
何かが現れたみたいなことがありますよね
今も自宅で熊楠が見つけた粘菌は
ミナカテラと彼の苗字がつけられています
南方家のご先祖様も
彼の熱意を応援していたのかも
火星の先のところが矢印になっているのは
方向性なわけです
意味がない記号を当てはめたわけではなく
意味があるように 私は思っています
火星の情熱の向けどころをどこにするのか
ここで、女性が金星で男性が火星では?とか
紋切り型の男はブルーで女はピンクの服
みたいなこと言うのはもうやめよう、
それは昭和の占星術や
情熱は男女問わず火星を見ますよ
現在フィリッパさんは本も書いて
他の王族の発掘作業にも
関わっていらっしゃるようです
リチャード3世がちゃんと発掘され調べられ
そして、きちんとお棺に入り
しかるべきところに埋葬された
というのは
彼の魂的に
とても良いニュースだと私は思います
500年も
誰からも知られることもなく
駐車場の下にいたわけですから
無念だったでしょう
私はこういう話を聞くたびに
妨害があるとたどり着けない、見つけられない
という感じを受けるんですね
フィリッパさんがどれだけ頑張っても
リチャード3世が
彼女に、あるいは後世の人に
見つけて欲しくなければ
見つからなかったんじゃないかと
思うわけです
2人の関係
どういう風なことであろうと
片方だけの矢印では成り立たない部分が
あるかなという風に思いました
今回の場合は リチャード3世の側も
どうしても見つけて欲しかったというのが
大いにあるように思います
最後に
リチャード3世には王妃がいました
100年後に生きていた
シェイクスピアがなんだか悪く書いていますが
シェイクスピアはリチャード3世の宿敵
チューダー家に雇われて書いていたので
リチャードは悪役で書けと
言われていたと思いますね
王妃の名前はアン・ネヴィル、
結核で28歳で亡くなっています
ちなみにリチャード3世は32歳でした
シェイクスピアが王が王妃を
毒殺したとか書いているのは
信じている人も多いんですが
創作だと言われています
王妃は双子座生まれなんですけれども
面白いことに フィリッパさんには
双子座がたくさん星にあります
それとこの本を読みますと
まだリチャード3世のところを読んだだけですが
彼は女性に優しいところがあったと書いてあります
敵の女性たち(年上の王族の女性)にも
不可解なくらい寛大なことがあったと
12番目の子供で生まれ、思春期に側彎症になり
母の愛に飢えていた
部分もあるのかもしれませんが
今回の発掘の中心人物のフィリッパさんと
発掘係のアンさんのことを思うと
不思議な感じがしますね
しかしながら今回の話に戻ると
私が思ったのは運命の相手ではあるが
むろん恋愛ではないということでした
お互いがお互いの人生を変えたことは事実
たとえそれが死後であろうと
しかし駐車場にたとえリザーブという意味であろうと
Rの大きいマークがついていたのは
大変印象的です
またリチャード3世は太陽と冥王星60度です
60度は『働きかけて成就する』度数です
ですので、死後、彼も一生懸命に
見つけてほしく
頑張ったのかもしれません
無念のうちに亡くなり
ずっと評価されずいた、というのもあると思います
多くの人は運命の人を恋愛や結婚と
結びつけることが多いと思いますが
決してそれだけではない
男女の愛だけでは
ないほうが多い、という例だと思います
それと面白いのは発掘に携わった人の中に
フィリッパの近くにいた人の中に
リチャードという名前の人が2人もいることです
しかも 極めて重要な人たちです
実はリチャード3世の4代前の女性に
フィリッパという王妃がいます
だんだん名前遊びみたいになってきたんですが
フィリッパという名前は
そんなに メジャーではないと思いますから
運命の符号的なことを感じると言えば
ここもそうなのかもしれません
いずれにせよ 生きていてもそうでなくても
ある人との出会いというのが
その人の人生を変えるということは
大きくあるな、という風に
フィリッパさんの場合を見ていても思いました
民間の熱心な考古学者めいたマニアな人たちが
古墳や歴史的な人物を
情熱的に支えてくれるからこそ
そのジャンルでいつか
大きな発見がある
みたいなことでもあるように思います
しかし今回の場合は
『閉じ込められた王を開放して本来の場所に戻した』
特殊な例ですが
亡くなられた方をあまりに神格化したり
いつまでもいつまでも近くにいて欲しい
と思ったり
生きている側が長時間頼ったり探ったり
心理的に縛り付けたり
というようなことは
生きている人の依存心とエゴなので
できればやめてほしいというふうに思います
亡くなられた親族の方、大事な方の場合は
お盆にだけ帰ってきて
見守っていてね、
ありがとうございました
くらいで留めてほしいなと思います
映画は大変に面白いのでぜひ どうぞ
慢性疲労症候群の方にも勇気を与えた映画だと思います
Akiraseiastro