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【採用】no.4 職務経歴書と実務スキルのギャップを未然に防ぐ面接とは!!

例えば、貴社が経理スタッフを募集しているとします。
32歳の男性の職務経歴書を見てみると、そこには下記のような記載がありました。

【職務経歴】
○○年〜現在 株式会社○○
事業内容:○○○○
〈業務内容〉
◼日常経理業務
・伝票起票
・会計ソフトへ仕分の入力作業
◼単体決算業務
・月次、四半期、年次決算締め作業
・決算報告書作成

◼連結決算業務



、、、みたいな記載がありました。

今回は年次決算経験を必須の経験としていました。年齢も30代前半がベストですし、子会社があるので連結決算の経験があるのは非常に評価が高く書類選考を通過にしました。
一次面接では、入社後の業務についてや、本人のキャリアの志向性の確認、今後の事業展開等をざっくばらんに話して終了しました。
人柄は良くコミュニケーション能力も問題なかった為、最終面接に進んで頂き役員との相性も確かめました。
結果、内定となり無事採用が決まりました。

しかし、3ヶ月後転職すると退職になりました。

企業にとっても求職者にとっても早期退職は絶対に避けたいことです。
この方の転職理由は、業務内容が思っていた内容と違う、評価されにくい環境の為昇格できなさそう等、、、
企業側も止めませんでした。スキルが想定していたところよりも低かったため戦力にならなかったからです。

このような状況を避けるために、面接時に実務スキルや知識を確かめることは非常に重要です。

例えば、
この企業の場合、一次面接でもう少し現職でどのような仕事をしてるのか深く聞くべきでした。
【例】
・現職の会計システムは何を使っているの?
(弊社は会計システムは使っていなくてExcelでやってるので月次の業務が結構ボリュームあるよ?具体的には、、、)

・現職の経理部の組織は?何人でやってるの?

・業務の分担ってどんな感じなの?

・現職の1日のスケジュールってどんな感じ?
繁忙期のときはどんな感じ?

このような質問をして、実際に求職者が日々何をしているのか確かめることで入社後のイメージがつきやすくなります。

双方のギャップが無くなりますので、早期退職の可能が低くなります。

SPI等の試験もギャップを最小限にするための試験ですよね。
実務スキルを確かめる試験はないですし、テストがあることで選考スピードが落ちることも懸念されます。他決するリスクは避けたいですよね。
上記のような面接をして頂くことで実際のところどうなのか確かめられます。

この記事が採用活動の参考になりますと幸いです。
引き続き、人材紹介の経験をもとに書いていきますので是非次回も見てください。
よろしくお願い致します。

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