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【特別号no,2】IPO準備企業はいかがですか?

前回に引き続き経理職のキャリアについて記載いたしますので、これから経理としてのキャリアをスタートされる方や1~2年程経験しご転職を検討されている方は是非参考にして頂けますと幸いです。

上場企業の書類選考が通過しない!!

1回目にも少し記載致しましたが上場企業の求人倍率はかなり高いです。どうしても高学歴だったり経験が豊富な方が書類選考を通過できるようになっています。そこで、ご提案したいのが『IPO準備企業にチャレンジしませんか?』ということです。なぜオススメするのか下記にIPO準備企業の業務内容を簡単にまとめました。

IPO準備企業の業務内容

IPO準備としての経理業務は、財務諸表の作成と開示業務、さらに監査法人への対応証券会社による審査対応などです。
日々の経理業務だけでなく財務戦略や経営戦略、場合によっては総務や人事など幅広い業務に携わる場合もあります。
経理財務担当者がまず行うことは、会計監査に備えての会計書類の精査です。 会計処理が適正であることを示す資料も後から確認できるように整理しておかなければなりません。IPOが失敗となるケースの多くは、会計処理の不備です。厳しい審査基準をクリアするためには正確な勘定残高、棚卸、固定資産台帳、そして関係会社の連結範囲の明確化などが必須となりますのでこれらの業務を対応頂くことになります。
これらはすべて『上場企業になるために必要な作業』になります。
つまり、これができるということは上場企業で経理をすることができる!
ということになります。
正直、上記の業務内容をすべて対応できる方はかなり市場価値が高いです!

IPO準備企業の種類

IPO準備企業といっても様々な種類があります。設立から間もない企業もあれば設立から20年30年経ってから目指す企業もあります。また、IPO準備企業はIPOまでの年数を『N-2』や『N-1』のように表します。IPOを目指す企業は経った1年で会社の状況がガラリと変わりますので、どのタイミングでジョインするのがベストなのかしっかり見極める必要があります。
※IPOのフェーズについてはno,3でご紹介します。

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最後に・・・

今回はIPO準備企業という選択肢を持つことでその先の選択肢が広がることをお伝えしたかったです。
IPO準備企業に限ったことではないですが『何歳の時にどんなスキルを身につけておきたいか』『何社目でどんなポジションに就いていたいのか』を考えて頂くことで企業選びの視点が変わると思います。
ちなみにIPO準備企業の多くはN-3くらいから積極的な採用を開始します。
つまりIPOまで3年程です。
逆算しやすくないですか?
あとは、どんな働き方がしたいか、どんな事業内容だとワクワクしながら働けるのか、そんなことを考えながら求人票を見て頂きたいです。

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