整体院ゆるり

富山県砺波市で整体をしています。コンセプトは、合気道の体の使い方からセルフケアを考える。合気道のことや、日々思っていることを書き綴っていこうと思います。

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富山県砺波市で整体をしています。コンセプトは、合気道の体の使い方からセルフケアを考える。合気道のことや、日々思っていることを書き綴っていこうと思います。

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最近の記事

合気道×発達障害④

 「コミュニケーション能力を高める」  コミュニケーション、これは、特に合気道らしい要素だと思います。合気道の目的は、単純に相手を倒すということではなく、心身を鍛錬することで自然との調和や世界平和につなげていくことにあります。  発達障害の方は、コミュニケーションが苦手であることが多いです。人と目を合わせることが苦手、空気を読むことが苦手、相手の気持ちを推し量ることが苦手、自分の興味のあることばかりしゃべってしまって会話のキャッチボールがうまくできない・・・など。合気道で

    • 合気道×発達障害③

       「自分の心をコントロールする」  発達障害の方は、何かにこだわったり、とらわれたりして次へ進めなくなることが多いです。また、情報が多くなると頭がいっぱいになってパニック状態に陥りやすいということもあります。これは脳の特性なのである程度は仕方がないことかと思いますが、合気道的な考え方を訓練していくことで、緩和できるのかもしれない、と思いました。  合気道では、とらわれは居つきは、技をかけるのに妨げになるので、なくしていくよう自分の意識をコントロールしています。また、前回書

      • 合気道×発達障害②

         発達障害の傾向の強い方が合気道をするとよい理由その1、「自分の体を思い通りに使う」についてです。  発達障害の方は、手足の協調運動が苦手で、動きがぎこちなかったり、疲れやすかったりすることが多いと思います。また、体全体に力を入れてしまったり、呼吸を止めてしまったり、関節の動きが固かったりということもあるかと思います。合気道では、丹田を意識し、体の中心軸を意識し、関節を柔らかく使います。仙骨(骨盤の真ん中にある骨)を意識して立てることで上半身と下半身をつなぎ、股関節、膝関節

        • 合気道×発達障害①

          合気道と発達障害は相性がいい、と私は考えています。合気道で大切にされることは、自分の軸をしっかり立てること、相手とつながること、脱力して自分の持つ力を効率よく発揮すること。一方で発達障害の傾向が強い方は、いつも余分なところに力が入りがちで、動きが不器用であったり、相手からのサインや空気を読むことが苦手でコミュニケーションがうまくできないことが多いように思います。発達障害の方が、生きづらいと感じる原因を改善するためのヒントが、合気道の動きの中にはあると思います。  発達障害は

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        • 合気道×〇〇
          7本
        • 富山県について
          2本
        • 自己紹介
          1本

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          とらわれに気づく、とらわれから自由になる

           人は、外から何らかの圧が加わると簡単にそこにとらわれてしまいます。合気道の稽古をしていて、うまくいかないときは大体「とらわれ」ています。これは普段の生活にもあてはまります。  上司に叱られた、友人と喧嘩をした、などマイナスな出来事があると、そのことが頭から離れなくなったり、そこから自分のすべてを否定してしまったり、生活のすべてが重たい気分になってしまったりします。  でも、ふっと力を抜いて外から見てみると、上司は会社だけのことだし、友人も、その時だけのことで、ほかの自分は関

          とらわれに気づく、とらわれから自由になる

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          vol.2合気道×コミュニケーション~入り身投げ~

          合気道の技の中には、日常のコミュニケーションにおいて大切なことが散りばめられています。特に入り身投げでは、対人コミュニケーションの方法が分かりやすく表れていると感じます。

          vol.2合気道×コミュニケーション~入り身投げ~

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          vol.2合気道×コミュニケーション~入り身投げ~

           今回のテーマは、具体的な合気道の技を通して、コミュニケーションに大切なことは何か、私なりに思ったことを書いていこうと思います。  ここで取り上げるのは、「入り身投げ」という技です。入り身というのは、簡単に言うと、相手と気持ちを合わせて、相手の中心にぶつからずに入っていくようなことです。私は、この技はとても分かりやすく対人コミュニケーションの方法を教えてくれていると感じました。そのせいか、コミュニケーションを苦手としてきた私にとっては未だに苦手な技の一つです。それでは、順を追

          vol.2合気道×コミュニケーション~入り身投げ~

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          vol.2合気道×コミュニケーション~入り身投げ~

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          vol.2静岡vs長野vs富山(方言について)

           今回のテーマは方言です。私は静岡生まれで、ずっと三河弁で育ってきているのですが、割とすぐ移り住んだ土地の言葉遣いになってしまいます。特に長野県では、南信・中信・北信で違いがあったので、引っ越すたびにいろんな方言を覚えました。南信のほうは地元に近いので、方言も受け入れやすかったですが、北上するにつれてすぐに理解できない言葉も多くなりました。そして富山弁は、はじめは本当に何を言っているのか聞き取れないこともしばしば…(^^;)  そんな経験から、3県の独特の方言と、似ている方言

          vol.2静岡vs長野vs富山(方言について)

          vol.1静岡vs長野vs富山

           私は、静岡県で生まれ、大学~社会人を長野県で過ごし、富山県にやってきました。日本を太平洋側から日本海側へ横断した私が、独断と偏見で3県を比べてみました。 今回は、朝7時に集まって地区の清掃をする、という場面について、3県の県民がどんな動きをするかについてです。 静岡県民→7時に最初の人が来る。 長野県民→7時には終わっている。 富山県民→7時には、誰かがリーダーシップをとっている。 では詳しく… まず静岡県民ですが、温暖な気候ということもあっておおらかです。7時と言

          vol.1静岡vs長野vs富山

          vol.1合気道×不器用さん

           今回のブログテーマは、「不器用さん」です。私自身が不器用で、生きていくのに精いっぱい、という感じなので、同じような思いをされている方にぜひ読んでいただければ嬉しいです。  まず私が合気道を始めたのは高校生の頃です。その後、大学の合気道部に入部し、本格的に稽古を始めました。最初は、「強くなりたい」という思いからでした。頑張れば、いろんな脅威に負けない自分を作れる、と信じていました。ですが、稽古を続けていくうちにその気持ちは変わってゆきました。初段くらいまでは、まったくコツがつ

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          vol.0自己紹介と「流れ」について

           初めまして、整体院ゆるりと申します。私は、静岡県で生まれ、長野県で10年以上を過ごし、富山県にやってきて整体を始めました。今ここでこうしているのはただの偶然なのかもしれないけれど、自分の感覚としては、何かの流れに乗って辿り着いたという感じです。運命とか、奇跡とかそんな大きな意味のあるものではなくて、風が吹いて波が立つとか、雨が降って川になるとか、抗いようのない自然の流れみたいなものがあって、それに逆らわずにいたらこうなったというか…多分逆らっても、元の流れに戻されてしまうと

          vol.0自己紹介と「流れ」について