「嬉しく思う」

ご来店

最初に「り•じぇね」に水をやりに来ていただいた方のお一人。
（り・じぇね？に水をやり？に来る？という？が多くついている方は、過去の記事の『種子』をご覧ください！）

年齢は私の父親より年配の方。
最初は肩があがりづらいとの訴えで、ご来店。

話を聞くと、早朝に地元地域のラジオ体操会に参加されているようで、
その中の体操で、スクワット（しゃがみ込む動作）をしながらバンザイする体操があるとのこと。繰り返すたびに肩が疲れて上がらなくなるようだ。

お年齢もお年齢なので、基礎疾患はいくつかお持ちだが、肩があがりづらくなる症状とは関係がなさそう。
肩の状態を確認し、何か物理的に損傷をしている様子もないので、
改善は見込めるとの話をして施術スタート。

「ふらふらするんだよ」

いろいろ話を聞いていると、ラジオ体操会で片足バランス立ちの運動もあるようで、周りのみんなは出来ているのに、ご自身だけ出来ていないと。

日常生活で振り返ったりするとふらふらすることがあり、脳のMRI撮ったけど、特に異常はないようで、
どうやら肩よりはふらふらする状態の方がお困りの様子。

全身を観察していく中で、これが良いかもと言うアイデアが浮かび、
実践してみると片足でのバランスが普段よりすこし改善。

ご本人も驚かれているようで、ご満足にご帰宅された。

「この時間が楽しいんだよ」

ご家族の事情で、ご自身の時間が取れず、
体のメンテナンスなどほとんど出来ていない様子。

朝の3時間くらいしかご自身の時間がない中で、3回目のご来店。

この日は雑巾絞ったら手首を痛めたようで、
手首の施術とバランス能力改善のエクササイズを少し。

もちろん即時効果はでても、継続性はまだまだ足りない状態だが、
少しずつ改善は見られ、ご本人も希望の光が見えてきたようで、

「こういうことできるのが嬉しくてねー」

とのこと。

今まで、体のメンテナンスに行っても張ってるところ、痛いところを揉まれるだけだったんだけど、
運動して身体が良くなっていく事がわかるのは嬉しいんだよと。
運動後は心地よい疲れで、仮眠もぐっすりとのこと。

張っているところの張りが取れる、痛いところが治るだけでなく、
その先にあるお客様の喜びに共感させて頂くことができる。

まさに私の理想とする、お客様から対価を頂くにふさわしい瞬間である。

悔しいと思う気持ちに年齢は関係なく、その目的にむかって私は伴走するだけ。

もう、今日はこれだけで幸せいっぱい。

感謝。

今日は酒がすすむ、すすむ。
（普段は晩酌しませんけど！？）
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