移住したくなる。自治体の素敵なアイデア
皆さんは、今いる土地から離れて、どこか遠くに住んでみたいと思ったことはありますか?
移住って、とても勇気がいるし、移住先によって今後の人生が変わってしまうくらい大きな決断。
そんな皆さんの一歩を応援している自治体を紹介します。
結日記/長野県茅野市
交換日記を使った出会いから始まる婚活キャンペーン。 市内在住者と市外在住者を募集し、 プロフィールや希望に応じてマッチングされた複数組が、 オリジナルの交換日記で交流を深めていきます。 なお、 相手と会うまでは相手を特定できるような、 本名、 写真、 SNSはいっさい開示されません。 日記の交換は郵送でおこないます。
「結日記」では、 お互いのことを知り合う道標となるようなテーマページや自由に記載できるページなどで構成しているオリジナル日記帳を制作。 郵送で自治体を仲介して日記を交換して交流を深めた結果、 「会ってみよう」と思った二人は自治体が有する名所で出会うことができます。
「恋を想像する。」会う前に事前情報を簡単に収集できてしまう今の時代だからこそ刺さる素晴らしいアイデアだと思います。
鳥取市 VS 吉祥寺/鳥取県鳥取市
「住みたい田舎ランキング」常連の鳥取市による、「住みたい街ランキング」常連の吉祥寺に向けた、18枚の挑戦状型のポスターが吉祥寺駅に張り出されたキャンペーン。対抗心を感じさせるエッジの効いたコピーが話題になりました。
こういう煽り広告すきです。吉祥寺の駅員さん達に剥がされなくてよかったな。と思いました。
市長がゲームでまちづくり/宮崎県小林市
宮崎県小林市は、「シムシティビルドイットを用いてゲーム内に、小林市の街を再現。それを箱庭に理想の未来像を議論する、市長公認の新しい課=小林市シムシティ課」を2018年に新設。
シムシティとは
架空の市長になり自分だけの美しく活気あふれる大都市をデザインし、創造するモバイルで一番人気の都市建設ゲーム。
今まで書類上で行なっていたまちづくりを、ゲームを使いながら市民と一緒に視覚的につくっていこうというコンセプトで、小林市の市長自らゲームの内容をYouTubeなどで配信しています。市長、市職員、高校生も参加する素敵な取り組みです。
サイトもオフィシャルアイテムもおしゃれでかわいい!
良い自治体プロモーションとは
自治体あるあるの「わかりにくくて難しい仕組み」を子どもからお年寄りまで誰にでも「わかりやすく親しみやすいアイデア」に変換できるかが肝であると感じました。県や市のサイトなどで、難しい条例や数字のことを謳われても正直魅力には感じません(読む気にもならない)。市民に極限まで近づく思い切り(今回の事例でいうとゲームのような)が必要です。もっとも「市長」は「この街で一番頼れるひと」であり、「条例」は「この街で誰もが理解しているルール」であるくらいに身近な存在になるべきであるし、難しいことを言っていつまでもお高くとまっていてはだめだなあと感じます。
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