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新型コロナウイルス再感染(その2)

感染場所

新型コロナウイルスにどこで感染したのだろう?
感染の直前には,地方に出張していた。当然,そこが疑われるが,出張の間に同席していた人たちは,だれも感染を経験しなかったようだ。
すると,出張の間の移動中が疑われる。もちろん単なる推定にしか成らないが,空港からの帰りは,リムジンバスを利用した。座席の近辺に感染者がいたとしても,席の移動は出来ず,感染が成立しやすい状況ではあった。
その時だとすると,発症まで,中一日かかったことになる。
もっとも,1回目の感染の時でさえ,通知アプリが感染の可能性と日にちを教えてくれたものの,感染場所は特定することが困難だった。ましてや,今では,どこで感染したかは,推定の域を出ない。

再感染と後遺症

いずれにしても,感染も再感染も一定のリスクを抱えている。なんとか防がなくてはいけない。
私の周囲でも再感染をしてしまった,という話を聞くことがある。多くは,私と同様に軽症で,一度は高い体温になっても,翌日には平熱という印象がある。中には,発症した翌日には仕事に行った,という迷惑行為をする輩までいる。しかし,たぶんそれで済んでいるのは,幸運に恵まれているだけだろう。
新型コロナウイルスの感染には後遺症という厄介な問題がある。後遺症は,long covidまたはPCS(Post-COVID-19 syndrome)と呼ばれる。
PCSの原因は、未だ明らかではない。一つわかっていることは,症状が重症化するかどうかには関係しないということである。つまり軽症でも後遺症は出現する。
そして,PCSに関するmoderna社の研究によれば,再感染により遺症を発症するリスクは,再感染を繰り返すほど高くなるとされている。

Statistics Canada, Canadian COVID-19 Antibody and Health Survey - Follow-up Questionnaire, 2023

https://www150.statcan.gc.ca/n1/pub/75-006-x/2023001/article/00015-eng.htm
しかも再感染の後遺症は,命に関わる可能性もあると考えられている

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0163445321000438

この再感染と後遺症の関係は,研究者の間でロシアンルーレットのようなものとされている。つまり,再感染の回数が増えれば,後遺症になる確率が増えると考えられている。
三度目は避けたい。


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