2024年7月最新号特集は「UP(統一プロトコル)」&「訪問看護のBCP」です
2024年7月号も特集が2つ!
特集1 『感情症への診断横断的CBT「UP(統一プロトコル)」
UP(ユーピー)。感情症への診断を越えた治療のための統一プロトコル(Unified Protocol for Transdiagnostic Treatment of Emotional Disorders:UP)。UPは疾患に特化した認知行動療法と比べて,精神症状の改善に劣らない効果があり,QOLが改善することが示されている(Newbyら,2015)。今回の特集ではUPの全体像と訪問看護での臨床実践を紹介する。なお,本邦では2024年に『うつと不安への認知行動療法の統一プロトコル セラピストガイド改訂第2版(診断と治療社)』『うつと不安への認知行動療法の統一プロトコル ワークブック改訂第2版(診断と治療社)』が翻訳・刊行されている。
特集2 BCPの観点で訪問看護での不測の事態に備える
訪問看護でのBCP(事業継続計画:Business Continuity Plan)設置の義務化を受けて,各所の訪問看護事業所でBCP策定が進められていることだろう。小規模の人数で運営している事業所であれば,1人に責任の多くがのしかかってしまうことで,その1人の判断によって,BCPの肝である「重要な事業を中断させないこと」が左右されることになってしまう。組織・チームとして不測の事態に対処することが,(これもBCPの肝である)「重要な事業を中断しても可能な限り短期間で復旧させること」につながる。本特集では,BCPの観点で訪問看護での不測の事態に備えるための方策を紹介する。
特集2 BCPの観点で訪問看護での不測の事態に備える
[目次]
特集1 感情症への診断横断的CBT「UP(統一プロトコル)」
〇感情症への診断を越えた治療のための統一プロトコル(UP)
金子響介氏・伊藤正哉氏
〇統一プロトコル(UP)の具体的な治療内容・各スキル
金子響介氏・伊藤正哉氏
〇精神科訪問看護での認知行動療法の実践
―UPを使用して
高野かさね氏
〇UPを学ぶことで「思考の落とし穴」など新たな視点でのかかわりが可能に
山下洋二氏
特集② BCPの観点で訪問看護での不測の事態に備える
〇不測の事態で訪問看護の継続に支障をきたさないために
石田正人氏
[目次(つづき)]
●REPORT
日本精神科訪問看護協会による勉強会 「精神科訪問看護での認知行動療法(CBT)」が開催されました
高島佳之氏
●特別記事
幸福を求める権利としてのセルフアドボカシー(自己権利擁護)
村松秀樹氏
●ANGLE
言語は「精神の窓」 言語解析からわかること1
清水 純氏
●姉と過ごした最後の日々とがんから還ってきた私と看護について
第7回 2回目の手術を受ける
宮川香子氏
●精神科看護の臨床判断MSEガイダンス
第9回 「HOW?」を組み立てるときの「転ばぬ先の原則」3
武藤教志氏・崔 明玉氏
●一般社団法人日本精神科看護協会 にっせいかん
精神科認定看護師制度の改正
柿島有子氏
●せっかくなので学びをエンターテイメントだって思うことにしませんか?
第15回 SPC
深田徳之氏
●日々のやりとりから始める認知行動療法
第21回 統合失調症の認知行動療法の第一歩
細川大雅氏
●病棟看護師さんへの手紙
第6通 当事者の苦悩―生き方とは
常本哲郎氏
●学の視点から精神保健(メンタルヘルス)で地域をひらく52
52nd Step 聞いてはじめてわかること(2)
安保寛明氏
●どん底からのリカバリー―WRAP®を使って。
第56回 2024年,いま,必要なこと2
増川ねてる氏
●坂田三允の漂いエッセイ220
長方形が正方形に
坂田三允氏
月刊『精神科看護』は便利な定期購読をおすすめします。
●富士山マガジンサービス
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