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朝から子どもが元気ない😞それ!低血糖かも!?

こんにちは。元看護師よっしーです。
毎日暑い日が続きますね!だるいですよね😩


そんな日が続く中、朝、子どもがなかなか起きない、熱はないのになんだか元気がない、ぐったりしている…という経験をしたことはありませんか?



「早く起きなさい!」「保育園遅れちゃうよ!」と忙しい朝は、つい声を上げ、子どもをせかしちゃいそうになります。この時期は勘違いしそうですが、「低血糖」を引き起こしている場合もあるかもしれません。


そもそも低血糖とは?

適切に糖分を摂取できないときに起きます。
「低血糖」は病名ではなく、症状の名称です。
低血糖が単独で症状として現れることはなく、なんらかの原因で体内に糖分をうまく蓄えることができなかったときに起こります。
低血糖に関わらず、子どもに元気がない、ぐったりしているときは必ず何かあると思って、全身状態をチェックしたほうが安心です。



では、誤った情報を載せないよう、きちんと低血糖について調べてみます😙

●低血糖の症状

・元気がない、ぐったりしている
・機嫌が悪い、イライラしている、泣き続ける
・起き上がれない(強い眠気)
・顔色が悪い
・冷や汗をかく
😑😑☺️😑😑・意識障害
・けいれん など


子どもが低血糖を起こすメカニズム

人間の体には血糖値(血液中のブドウ糖の濃度)を一定レベルに維持する調整機能があります。
糖質が含まれた食事をして血糖値が上昇すると、膵臓からインスリンというホルモンが分泌され、血糖値を一定値まで下げるように働きかけます。

一方、体に取り込む糖分が足りないときは、血液中のブドウ糖の濃度が下がるため、体は血糖値を上げようとして、脳などからホルモンを出して血糖値を上げたり、体内脂肪を分解して、血糖値を上げようとします。
しかし、体に取り込む糖の量と体が消費する糖の量を下回った場合に、バランスが崩れ、様々な症状が起こります。
とくに脳は大量のブドウ糖を必要とするため、体内にある糖分が足りなくなると脳の機能に問題が発生します。

一般的に、年齢が幼い子は糖の代謝能力が未熟なため、半日くらい糖質を体内に取り込まないでいると、簡単に低血糖を起こしてしまいます。
そのメカニズムとしては、栄養分解できる糖質が体内になくなると、人間は体にある脂肪を分解してエネルギーを産生しようとします。その結果、脂肪の分解産物で、低血糖を引き起こす原因物質であるケトンがどんどん体内に蓄積して悪循環となり、低血糖が起こるのです。

と記載されてます。

さらに、

●低血糖の原因

子どもの場合、ノロ、ロタ、アデノウイルスなどによる胃腸炎、熱中症の二次的な症状のひとつとして低血糖が起こることが多い。
特に胃腸炎では、吐き気が強いため食欲がなかったり、嘔吐や下痢により体内の水分が少なくなったりし、十分な食事(=糖分)の摂取がなくなるため、低血糖症状につながりやすくなります。
また、風邪をひいた時など、極端に食欲がなくなるときも要注意です。
他の病気症状が原因となり、二次的に起こるのが「低血糖」です。

とも記載されてます。

熱がなく、咳もしていないけれど、とにかく子どもに元気がない、朝起きられない、という時は、低血糖を起こしている可能性があるので注意が必要という事です。


そう言えば、

小児科勤務時代このようなケースで受診されたお子さんがいました。

●前日に旅行に行って疲れてしまい、晩ごはんを食べないまま寝てしまった
●好き嫌いが多く、晩ごはんのほとんどを残したまま寝てしまった
●もともと食が細く、食べることが苦手なお子さん
●偏食があり、食べられるものが限定されているお子さん


なんらかの理由で子どもの食事が十分ではなく、必要な糖分の補給ができていなかったケースです。
糖分を長時間摂取できないまま過ごし、朝起きる時には低血糖を起こして受診されるケースが多かったように記憶しています。

ハードに遊んだ翌日、熱や嘔吐はないけれど子どもに元気がない時は、ただの疲労だけではなく、低血糖を起こしている可能性もあります。何を食べたか、適切な栄養を摂取できていたか振り返ることも大切です。


適切な「糖分」摂取で、回復できる


低血糖を起こした時は、すみやかに体内に糖分と水分を入れ、体をゆっくりと休めることで、症状は改善されます。

しかし、胃腸炎などで口から水分補給ができない時は、点滴が有効な治療法となりますし、重度の脱水症状の場合は、家庭での管理が難しいため、嘔吐が出現した際には、早めに小児科を受診することをお勧めします。


子どもが、毎日元気に過ごせるよう、常に子どもの糖分補給も意識しなくてはなりませんね!

大人よりも胃が小さく、成長するための栄養も必要な子ども達は、一度の食事で十分な量を食べられないことが多いですよね。おやつも食事の1つと考えて、3食で補えない栄養が摂れるように、おやつの内容を考えることを日々の大切な週間にしたいですね!


ありがたいことに孫の保育園では補食として、おにぎりやおせんべいをうまく活用しているようです。血糖値を上げ、長時間維持できるメニューなので、あらためて園に感謝するよっしーでした。



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