眠りすぎの江戸の人から、睡眠不足の現代人が学ぶこと - 養性訣解説08
今回の養性訣解説は「睡眠」について。睡眠というと、現代では睡眠不足が問題になることが多い。
一方で、江戸時代の養生書である『養性訣』では、睡眠不足よりも、過眠の害を説いている。恐らく江戸時代は、慢性的な睡眠不足の人は、現代よりもはるかに少なかったのだろう。
では睡眠不足の現代人は、眠りすぎの江戸時代の人から、何を学び取ることができるのだろうか。まずは睡眠の役割についての部分を読んでみよう。
眠りは心身の疲れを癒やし、眼の食事である【原文】
眠は眼の食と古人も言(いえ)ば