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中学受験問題集の選び方(2/36)

中学受験の問題集は算数を中心に選びます。
どの学校も算数の得点が受験の成否を大きく左右するからです。

また、中学受験では、学校の内容ができて当たり前(特に公立校では)、いかに応用的な問題についていくことができるかがポイントになるため、学校で習う知識以外のことも習得しないと受験対策になりません。
この点は、高校受験や大学受験と大きく違います。

早く学校で習うような基礎知識を習得してしまって、受験前の数か月は、受験問題レベルの演習をたくさんしなければ第一志望の学校には受からないことが普通です。これは、適性検査を採用している高偏差値の公立中高一貫校でも同じことです。

もちろん、学校で習う基礎知識は大切ですが、その程度の基礎知識はできて当たり前の状態の子供たち同士での戦いになるのが中学受験だと認識しましょう。


そのような背景で中学受験の学習を進めるので、無理なく「予習」ができるテキストが必要となります。教科書とまではいかなくても、読解力がある子が読めば、新しい知識でも理解でき、一人でも基礎問題を解き進めることができるようなテキストが必要になります。(実際は予習にはサポートが必要なのですが、できる限り一人で進めることができるものが必要)

現時点で、誰でも手に入るそのようなテキストを挙げるとすれば、四谷大塚の予習シリーズがあります。小学4年生から中学受験問題を無理なく進めることができるように作られたテキストです。中学受験界隈では有名なテキストですので、塾に頼らず、自分で中学受験を進めようと思う方には必須のテキストかもしれません。

ただ、こちらのテキストは基礎から応用問題までを丁寧に解説をしてくれていますが、5年、6年になるにつれ、難問が増え、非常に難しいテキストでもあります。
全部解かなければならないわけではなく、志望校に合わせて、基本問題までをしっかり理解できるように進めていきましょう。基本問題と言っても、通常の小学校授業では扱わないような問題であったり、応用も含みます。あくまで中学受験の中では基本問題というレベルの問題です。練習問題はできなくても落ち込む必要はありません。

四谷大塚予習シリーズ

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