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塾なしで親が教える公立中高一貫校受験小4算数の基本的な進め方


中学受験勉強のスタートは4年生がベスト?

子供を一般的な公立小学校に通わせている場合、学校の学習進度は中学受験をする人にとっては遅すぎます。しかし、だからといって、小学1年生のころから中学受験を意識して塾に通わせたり、予習を無理やりに進めることはお勧めしません。必要以上に勉強嫌いになってしまったり、理解不足に陥ってかえって遠回りで育ってしまう子も少なくないからです。

文科省の学習カリキュラムはよくできいて、「平均的な学力」の子供たちには、一般の公立小学校のペースで学習を進めていくことが間違いなくベストです。これは中学校でも同じです。

子供により成長の個人差は大きく、勉強への集中度も大きく違います。一般的に学力が中学受験可能だろうと思われる子供たちは、平均的な学力よりは常に上、上位20%には確実に入っています。小学1年生の頃はあまり、学校のテストなどでは差がつきませんが、授業の理解力や、宿題の出来具合を見ていると、学習センスの差はすでに大きくあります。小学4年の頃になると、これが点数の差にはっきり表れ始めます。

また、算数や国語を中心に、小学4年生になると、勉強についていけない子供たちが増え始め、80点以下の点数を取ってしまう子がだんだん増えていきます。つまり、学習を理解できない子供たちが増えてくるので、先生はその子たちのケアをしなければなりません。優秀な子供たちは、だんだん授業が退屈(本人たちは感じていないかもしれませんが)になり、もっと難易度の高い問題が解けるのに能力を持て余し始めてしまうのです。

そうなると、優秀な子にとっては中学受験勉強は最適です。自分の能力の限界に挑戦でき、そして、現状の知識を使ってどんどん実力をつけていけるからです。逆に、学校の勉強に余裕がないのに中学受験に取り組むことは、その子を追い詰め、理解不足になり、勉強のための勉強になってしまい、いいことは何もありません。

学校の勉強に余裕がある子にとって、中学受験勉強のスタートは4年生がベストだと思われます。特殊な知識(学校で解かないような問題パターン)を理解でき始めるのが、この年齢(基本的な四則演算を習い終わっている)です。

ただ、それより早いから、遅いからダメと言っているわけではありません。本人の能力に合ったレベルの勉強をすること、それが理想です。ゴールありきの勉強(この学校に合格させたいから勉強させる)という方法はリスクが高いと認識しましょう。あくまでも、子供の能力に合わせた中学受験を進めましょう。

公立中高一貫校受験も私立中学受験も使うテキストは同じで大丈夫?

中学受験勉強を始める場合、私立を狙うか、公立を狙うかは大きな違いがあります。受験問題が全然違うからです。詳しくはここでは割愛しますが、志望校によって問題は大きく異なる場合があります。

しかし、小学4年生、5年生では、あまり志望校のことは考えず、世の中で広く使われている中学受験勉強用のテキストを購入し、進めても全く問題ありません。算数、国語、理科、社会、(英語)も土台となる知識は同じだからです。子供の能力に応じて、難易度を調節していきましょう。

当サイトでは塾なしで公立中高一貫校受験を受ける方法として、四谷大塚の予習シリーズをおすすめし、その使い方を勝手に紹介しております。

四谷大塚予習シリーズ

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