2020年細川が選んだ漫画ベスト2
いきなりですが、細川が読んだ漫画の中から、今年のベスト3を発表したいと思います。
一位は、『チ。』。地動説をめぐる戦いの漫画。
動かせ 歴史を 心を 運命を ――星を。
舞台は15世紀のヨーロッパ。異端思想がガンガン火あぶりに処せられていた時代。主人公の神童・ラファウは飛び級で入学する予定の大学において、当時一番重要とされていた神学の専攻を皆に期待されていた。合理性を最も重んじるラファウにとってもそれは当然の選択であり、合理性に従っている限り世界は“チョロい”はずだった。しかし、ある日ラファウの元に現れた謎の男が研究していたのは、異端思想ド真ン中の「ある真理」だった――
命を捨てても曲げられない信念があるか? 世界を敵に回しても貫きたい美学はあるか? アツい人間を描かせたら敵ナシの『ひゃくえむ。』魚豊が描く、歴史上最もアツい人々の物語!! ページを捲るたび血が沸き立つのを感じるはず。面白い漫画を読む喜びに打ち震えろ!!
ネームが奮っています。最近だと「不正解は無意味を意味しない」「美しさと合理性はおちあう」などのネームにしびりれております。
二冊目は、『リバーサイドカフェ』。
アマゾンでは↓。
震災後の宮城県石巻、いじめられっ子の女子高生・サキが「カフェ」で出会った人々、出会った音楽…それは「ブルース」。LIVEで歌声を披露したサキだが、その様子は動画で世界中に拡散され…!? そして謎多きカフェの「マスター」の秘密も徐々に明らかに…!?
東日本大震災から9年半…たなか亜希夫が、震災後の故郷を舞台に描く最新作、第6巻。
間違いなく、作者であるたなか亜細夫の代表作になると感じています。絵の感じが北東北の匂いを感じさせます。
みなさまもぜひ(了)。
ありがとうございます!