びがくかたり
「美学」
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良いいいぃぃぃィィィーーー人を見ました!
素晴らしい人を、強いて言い換え素晴らしい凡人を、
溢れんとする才能を!
基本的に行動技術に対する先天的な才能なんてものを私は認めませんが、しかしあれは、あれは、素晴らしい
その者は絵を描くことに対してこんな事を言いました
「例えば人の顔を描くときに、それぞれのパーツを置くときに、必ず何処かで綻んでそのバランスは崩れてしまう。完璧に描(えが)ききれないから」
「だから絵は描かない」
ただの言葉の片鱗を繋ぎ合わせて私色の言の葉に綴っただけかも知れませんが
しかし「勘違いされるような事があったとしても、それは元々自分に僅かでもそんな要素があるからだ」なんて一言或いは格言に縋り話を続けさせていただきます
芸術とはその須くが「理想」と「実現」によって完成されています
(「作品」とゆうやつですね)
「実現」とはそのままに小手先の技術や分野ごとの芸術に対する知識だったりするわけで、私はこれには「才能」なんてものはないと思うわけです
それを「才能」って言いたい人がいて、言いたいから言ってる人がいるのはまあ、だから仕方のない事なのでしょう
上記にて著された者は前者、「理想」に対する才能を持っていると思うのです
実現に対して「理想」は好き嫌いや遠周りな興味などが相まって、つまり偶然の介入する所が多く先天的なものになってしまうため、これを「才能」と呼ばせて頂きましょう
上記にて著した者の造形に対する完璧を求めるそれは
使用していない以上才能とは呼べず
才能を得る事ができる才能、言うならば「才能の才能」を持っているのです
めるゔぃゆーめるゔぃゆー
だから世界は素晴らしい
これでこそ掬う価値があるとゆうものです
これでこそ美しい世界とゆうものです
本人が描かないと言っている以上絵においてはその「才能の才能」が発露する事はないのかも知れませんが
その「完璧主義」でなく「完璧理想」は万事に活かせる美学の最高峰であるはずです
願わくば当人がその理想を忘れる事なく
ただ、理想的にあってほしいものです
せいりゅうより