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「催眠を体験したいけど二の足を踏んでいるあなたのために書いた本」その5

割引あり

目次
1.はじめに〜催眠って怖いんじゃないの?:〜
2.催眠にはどんなものがあるか:〜対面、通話、文字、催眠音声〜
3.あなたが催眠体験をためらう理由1:何をされるかわからない
4.あなたが催眠体験をためらう理由その2:どんな催眠術師に頼んだらいいかわからない
5.あなたが催眠体験をためらう理由その3:家でなかなか一人になれない、話せない
6.あなたが催眠体験をためらう理由その4:催眠って本当に楽しいのかわからない
7.催眠の周りにある様々な現象:〜自己開発、遠隔ヒーリング、脳イキ〜
8.終わりに:〜催眠はリラクゼーションにも、癒しにもなります〜

5:あなたが催眠体験をためらう理由その3:家でなかなか一人になれない

さて、意外と多いのがこれ。特に通話催眠を希望する人に多い悩みです。どういうことか説明しましょう。

通話催眠を掛けてもらう掛かり手さんのは、完全にプライベートな空間、つまり多くは自分の部屋で掛かることを希望します。自分の内面を曝け出すことになるのですから、できるだけ安心できる場所で一人になりたいのは当然ですね。
ところがこのささやかな願望も実現できない人が、結構な数いるのです。

例えば家族と同居していて同じ部屋で寝起きしている場合、もしかしたら布団の上で催眠に掛かっている自分をもろに見られてしまうかもしれません。
また寝ているときだけでなく普通に部屋にいるときでも、ふすま一枚隔てた隣に家族がいて、声を聞かれるかもしれないと思うと、気が気ではありません。通話口から聞こえてくる催眠術師の誘導に、安心して集中できませんね。

自宅で一人になれないから、通話で催眠を受けるのが難しい。寝てる家族に聞かれるから、声を出してのやりとりができない──。という人は、予想以上に多いのです。
そしてそんな人たちの多くは、こちらがリアクションしなくても良い、聴くだけで済む催眠音声コンテンツに甘んじるのです。

さて、こんな掛かり手希望さんたちにリアルな催眠を体験してもらうには、どうしたらいいでしょうか?

現実的な対処法としては、家族が家にいない時間を指定してもらうのがいちばんですが、家に帰れば必ず誰かがいる家庭も少なくないので、その場合は掛かり手さん自身に家から離れてもらいます。
休日の公園、散歩道、夜のコンビニの駐車場など、ちょっとした時間に一人になれる場所は、探せば結構あるものです。

「屋外で催眠を受ける」と聞くと意外かもしれませんが、結構これはありなのです。

僕は以前、屋外のベンチで掛かり手さんに隣に座ってもらい、通行人がそばを通る状況で催眠を掛けたことが何度かあります。お花見シーズンが近い新宿御苑の広場とか、西新宿の高層ビル群の片隅で、とか。
怪しまれなかったのかと思われそうですが、普通にベンチに並んで座ってときどき顔の前に手をかざすだけなので、そんなに変なことをしているわけではありません。
その後掛かり手さんはがっくりと頭を垂れて落ちてしまいますが、周りから見れば、穏やかな晴れの日にうたた寝をしているように見えるでしょう。

また通話催眠の場合、以外に穴場なのが、

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