この売上で? と自分につっこみながら合同会社を作る話 その11

連載第11話 準備完了、いざ法務局へ

さて、いよいよ準備も最終段階となったわけですが、これまで登記のためにやったことを整理してみましょう。
・市役所で個人の印鑑証明を取得した。
・定款を決めてfreeeに記入した。
・会社の住所、代表社員の名前等を同じく記入した。
・会社印をAmazonで買った。(950円)
・収入印紙6万円分を郵便局で買った。
・Freeeで清書してもらった書類データをダウンロードした。
・事業用の口座(個人)に資本金を振り込み、その通帳をコピーした。
・電子定款を収めたCD~ROMを入手した。

細々した雑事を除けば、こんなものですね。これでだいたい書類関係は揃えられます。

さて、登記申請に行った日が会社設立日となるとわかったので、逆算して、当日までに次の作業が完了するよう日程を組みました。即ち、

1.プリントアウトした全ての書類を確認し、順番通りに並べる。
2.それぞれに捺印する。
3.ホッチキスで製本し、割印を押す。
一挙にやるのはビビって怖かったので、三日間に分けました。

最終的に、書類は以下のようになれば良いのです。

1.合同会社設立登記申請書に会社印を押す
2.登録免許税納付用台紙に収入印紙を貼る
3.代表社員の就任承諾書に個人の実印を押す
4.本店所在地および資本金決定書に会社印を押す
5.振り込みがあったことを示す書面に会社の実印を押し、それに通帳の表紙・表紙をめくった面。振り込みが確認できるページのコピーを添えてホッチキス留めする。全部に割印
6.印鑑届出書に会社印と個人の実印を押す
7.OCR用紙(登記すべき事項)に会社印を押す
8.4と5の間に印鑑証明書を挟み、1〜5をホッチキス留めし1と2の間に割印。その冊子に6と7を添えてクリップで留める。定款CD~ROMを添える
これで完了です。


さて、その書類と会社印・個人実印を持って、創立日にしたい日に地元の法務局へ行ってきました。
マニュアル本には「職員の人から教えてもらいながら記入しても良い」とあったのですが、うちの地元の場合、それは予約制。しかし届け出るだけならアポは不要なので、がっつり揃えて持ち込みました。
職員の人にお渡しすると、ふんふんと確認して「はい、OKです」。あっさりしすぎて拍子抜けするくらいでした。
「捨て印押してないんですけど、大丈夫ですかね」
「じゃあ念のために、この余白へ」
それを含めても、建物の中には10分くらいしかいなかったと思います。会社を作るって、こういうものか。
もちろん、これですぐ認められたわけではなく、これから書類に不備がないか審査が入ります。それが大体一週間から二週間。受付に記されていた「本日受理した書類の結果」によると、僕の場合は9日後に結果が出るようです。通知が来るわけではなく、法務局のサイトに自分でアクセスして、申請した会社名があれば完了、らしいです。

とにかく一仕事終えました。申請を終えて数日経った今でも、どこか実感が湧きません。ああ本当に会社を作るのかな、くらいの感慨です。

結果は、次回でご報告します。

‘(続く)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?