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歯周病により高血圧症のリスクが2倍に 米国心臓協会

歯周病により高血圧症のリスクが2倍に 米国心臓協会
WHITE CROSS編集部

歯周病もサイレントディジーズと言われ、進行しても自覚症状がないのが問題になっています。
でも、高血圧も、自覚症状のない方が多いんですね!
服薬することで、お口の乾燥も出てきます。
小さな気づき、スルーしないようにしたいですね。

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3月29日に、米国心臓協会がHypertension誌において発表した論文によると、重度の歯周病に罹患することで高血圧のリスクが2倍になることが判明したという。また、良好な口腔衛生状態を維持することにより、高血圧に加えて、その合併症のリスクも抑制できる可能性が示唆された。

これまでの研究により、高血圧と歯周病に関連性があることは知られていたが、関連性の詳細についての研究は少なかった。また、歯周病の予防/治療により、全身の炎症マーカーや血管内皮細胞の機能が改善され得ることも知られている。

研究をリードした英国のUCL Eastman Dental InstituteのEva Muñoz Aguiler博士は、

歯周病に罹患している患者で、特に歯肉炎による出血が見られる患者は、高血圧であることがしばしばあります。一般的に高血圧は無症候性であり、多くの人が、心血管系の合併症のリスクが高まっていることに気づいていません。

などと述べている。

これらのエビデンスが示すのは、歯周病菌は歯周組織を破壊するだけでなく、高血圧を含む全身性疾患を発症させ得る炎症反応のトリガーでもあるということです。また、多くの人々が高血圧と診断される可能性に気づかずにいることも判明しました。

日本国において、高血圧患者は4,300万人いると推定されている。その中で、適切に血圧コントロールされているのは1,200万人で、1,400万人が自らの高血圧を認識しておらず、450万人が高血圧を自覚しているが未治療、1,250万人は薬物治療を受けているが適切に管理されていないという。


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