10年、20年後の自分を、施設の高齢者の方と重ねてみる
5年前に訪問した先の看護師さん、まだいらっしゃるかな?
受付の方に<Kさん、お願いします>というと、<しばらくお待ちください>という返事に、懐かしさと、まだいてくれたという安ど感。
この5年の間に、移動されたり、辞められたりされている方も結構多く、
コロナになって、訪問できなくなって
また会えると思っていたことが、
あ~~~あれが最後だったんだ、と、
当たり前はなかったことに改めて思い知らされます。
Kさんが電話口に出られると
あまりに、その声が若くて
ビックリしてしまいました。
こんな若い声をずっと保っているなんてなんて凄い。
施設勤務の看護師さん
自分で自分の唾液を飲みこめない
嗽できない
そんな方たちのお口のケアをされていらっしゃいます。
私達は、そういうご高齢の方は、特別な方と思う。
自分はそういう風には絶対になるわけがない。
と、思う。
しかし・・・その方だって、10年前は、20年前は
私達と同じだったに違いない。
まさか、食べれなくなるなんて、
まさか寝たきりになるなんて
私達も同じなんだと思います。
ちゃんと体の声を聞いて、自分の身体に感謝して
頭で突っ走てきたことをお詫びして
ありがとうと言おうと思います。