シャリアピンステーキとオペラ歌手
シャリアピンステーキ
すりおろしたタマネギ・ニンニクを薄くたたいたステーキ肉にまぶして焼き、タマネギのみじん切りをいためてソースとして添えた料理。
昭和11年(1936)来日した歌手のシャリアピンが帝国ホテルで注文して作らせたことから、この名がある。
出典:デジタル大辞泉(小学館)「シャリアピンステーキ」
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皆さんは「シャリアピンステーキ」を
ご存知でしょうか?
これは日本特有のステーキで、牛肉を使ったマリネステーキの一種です。
1936年、日本を訪れたロシアのフョードル・シャリアピンという世界的なオペラ歌手。
シャリアピンは歯が痛いのでろくに食べられない状態でした。
どうやら歯周病だったようです。
でもオペラに求められるあの大きな声量を発揮するためには
シャリアピンにとってステーキを食べなければ無理だ、という考えがあったそうです。
そこで当時宿泊していた帝国ホテルの料理長に、歯が悪くてもステーキが食べたい、
と要望を出しました。
すると、当時の総料理長・筒井福夫氏が、すき焼きにヒントを得て
ステーキを玉ねぎに漬け込むことで牛肉を柔らかくすることに成功。
シャリアピンは歯周病で歯が悪かったにもかかわらず、
おいしくステーキを平らげることができたのだそうです。
おそらくシャリアピンの歯は、
重度の歯周病に侵されていたのではないか?と
想像されます。
筒井料理長の対応も素晴らしいですね。愛だな~
こまい歯科のホームページを一部乗せさせていただきました。感謝。
プロのオペラ歌手さんにも、お口の弱点があったんですね。かなりの体力も使うでしょうし、お口のトラブルは大敵ですね。
このステーキ、作ってみたくなりました。