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無表情が「お口の中の環境や、全身の健康に影響を及ぼすリスクになる」
毎日鏡で自分の顔をチェックしましょう!
自分では笑っているつもりでも、人には、能面のように見えるかも!?
外も内も元気でいたいですね。
監修:片平歯科クリニック 院長 片平 治人(かたひら はると)先生
長引くマスク生活で無表情に!?
自宅からオンライン会議に参加するとき、パソコン画面に映った自分の“無表情”の顔を見て、ギョッとしたことはありませんか? 口角が下がり、ほおやあごがたるんでいる…。その原因は、長引くマスク生活にあるかもしれません。
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今、そのことが原因で、口まわりの表情筋が衰えている人が増えている可能性が考えられます。無表情は、単なる見た目の問題ではありません。
片平先生によると、「お口の中の環境や、全身の健康に影響を及ぼすリスクになる」といいます。無表情になると唾液が減少! 菌が繁殖しやすい状態にお口をぽかんと開けた状態や、口まわりの表情筋が動かない状態が続くと、唾液腺への刺激が減って、唾液の分泌量が減少します。
唾液が減少すると、お口の中で菌が繁殖しやすくなり、虫歯や歯周病になりやすいので注意が必要です。お口の中だけでなく、全身の健康リスクにもつながるといわれています。舌の上に菌がたまりやすくなっている可能性も!お口の中の菌は、歯や歯肉溝などあらゆる部分に潜んでいますが、6割が舌の上に存在するという研究データがあります(グラフ1)。
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舌の上の菌は「舌苔(ぜったい)」と呼ばれ、強固な膜のような状態で舌にはりついているため、通常の歯みがきやうがいではなかなか落ちません。そのため、取り除くには、舌専用ブラシなどを使った舌のケアをする必要があります。
これまでは、舌のケアにまで意識がいかなかったかもしれませんが、マスク生活が続く今は、舌に菌がたまらないようにケアをして、お口をメンテナンスしましょう。
舌までケアするお口メンテナンスを習慣にして、口も身体も健康に!
(1)舌苔ケア(やりすぎもかえってマイナスになります)
(2)舌回しで唾液の分泌量を増やす
(3)舌トレで口呼吸を防ぐ
[舌のトレーニングを始める前に、舌の正しい位置をチェック!]
(4)口ぽかんは要注意!ちゃんと鼻呼吸で
口唇閉鎖力を鍛えましょう