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「価値観」。良く聞く言葉ですが、
具体的にはどういうことでしょう?

金銭感覚や趣味、休日の過ごし方、眠り方・・・
家族の決まりがあったり、独り暮らしから
定着したパターンもあるでしょう。

皆さん「自分流」で生活していますね。

この「自分流」が、「価値観」だと言えます。
人生をすすんでいくための舵のようなもの。

多かれ少なかれ、誰もが持っているものです。


■「価値観が合う」とは

たまの休日の数時間を一緒に過ごす友人でも
価値観が合う人の方が楽ですよね。

休日に自分が好きなことを一緒に楽しめる人、
服の好みも似ていて、食べものの趣味も合う人と
友人になることが多いでしょう。

恋愛となれば、金銭感覚や休日の過ごし方、
生活のリズム、倫理的な考えなどなど
更に多くの価値観が合う人を選びますよね。

多少の違いは合わせることが出来るとしても、
夜遅くまでゲームするインドア派と、朝から
ハイキングに行きたいアウトドア派だと
中間地点を見つけるのも一苦労でしょう。


■価値観の違いは悪いこと?

同じ環境で育った家族でも、価値観は違うものです。

違う環境で育ち、違う道を歩いてきた人なら
価値観が違って当然です。年代が違えばもっと違います。

誰もが違う価値観を持っていて、当然なのです。

価値観の違いから学べることも多いので、
様々な人に出会い、異なる価値観に触れるのは
とても良いことだと思います。

問題になってくるのは、お互いの価値観を認めずに
押し付け合うようになることです。


■価値観の違いは乗り越えられるの?

出会う前から、お互いが大切にしてきたものがあります。

これを無視して自分の価値観だけを押し付け合えば、
必ず関係は悪化します。

一緒に生活していく中で、お互いの価値観の違いを
理解し、歩み寄ることができれば、何でも2人で
乗り越えていけるでしょう。

「洗濯物の畳み方が違うと主人に怒られた」と
いうお悩みをそれは良く伺います。

でも、畳み方に正解はありません。
自分のやり方と違うだけで「間違っている」と
怒るのは、かなり一方的ですね。

「僕はこの畳み方が落ち着くんだけど、
君は今まで違う畳み方だったんだよね?」
と話し合えるのが理想的です。

洗濯物の畳み方、ごみの出し方、部屋の片づけ方、
お風呂の入り方、料理の仕方、家族との過ごし方、
平日の過ごし方、休日の過ごし方・・・

これだけは譲れない!というものと、
これはそんなに気にしない、というものを
2人で書き出して話し合ってみましょう。


どうしても合わなくて、乗り越えられない場合も
あるでしょう。でも、どちらが悪いという話ではありません。
「価値観の違いが大きすぎた」ということです。


■お互いを尊重する方法

特に恋愛関係、結婚生活となると
自己中心的な欲が顔を出してしまいます。

相手の価値観を受け入れずに、自分の価値観だけを
受け入れてほしいと思っても・・・ね。

難しいのは分かっているのに、このご相談は多いです。

「彼が趣味に没頭しすぎるからいけない」
「映画の趣味が合わなくて一緒に観られない」
「お金遣いが荒くて、結婚を考えられない」
「休日ダラダラしてばかりで何もできない」

自分の価値観がより正しい言い訳になりますから、
相手の価値観の合わないところを短所のように言いがちです。

それぞれ育ってきた環境が違うのだから、
価値観が違って当たり前です。これを理解しましょう。

間違っていると決めつけず、まずは話し合いましょう。

「私はこういう出費が頻繁にあると
心配になってしまうんだけど、あなたはどう?」とかね。

毎月この位は貯金したいという具体的な金額を
話すのも、想像しやすくて良いでしょう。

日頃一生懸命働いていれば、休日ダラダラというか
ゆっくりリラックスするのが悪いとも思いません。

本当に、個人の感覚で違うものですから。


■2人の妥協点を探してみましょう

どちらが正しいかではなく、
自分がその人の価値観を受け入れ
妥協できるかどうかの話です。

「それは間違っているから」
「こうあるべきだから」
というビジネス一般論みたいな話ではなく、

「私はこの方が好きだから」という
『あなたと私』の個人的な話にして、
お互いの妥協点を探してみましょう。

色々な価値観があるからこそ、世界は広く
学ぶことが多くて面白いのだと思います。

自分と全く同じ価値観の人はいません。

せっかく出会ったご縁です。
自分の視点を広げる機会にもなりますから、
相手の視点で物事を見てみましょう。


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