CIDP(神経内科)

CIDPは除外診断、初回はギリアンバレーと鑑別重要
先行感染はなく進行性の四肢の脱力、易疲労性、遠位優位の深部感覚障害。半数が再発寛解型。腱反射は消失、低下する。
液性及び細胞性各種免疫機序が関わるとされているが特異的自己抗体などは見つかっていない。
典型的CIDP:四肢近位筋と遠位筋が左右対象性に同程度傷害される

検査所見:
診断に必須な検査所見
神経伝道検査での脱髄の照明:脱髄を四肢のできるだけ多い神経で行う。運動神経の伝達速度が正常下限の70%以下。
脱髄を示す所見としては末梢神経伝達速度低下、遠位潜時延長、F波潜時延長、F波消失、じかん的分散増大、など。
脳脊髄液検査:タンパク細胞解離所見.90%でタンパク上昇。血清抗ガングリオシド抗体検出率は高くない。
definiteCIDPには神経生検による脱髄の病理所見,あるいは典型的な電気生理学的検査所見で診断可能
筋電図:70%でfibrillation potential
神経生検:
MRI:腕神経叢、馬尾神経の神経根でGa造影、神経肥厚認める

悪化因子:
ワクチン接種によって悪化した例は少数である.感染症や発熱での悪化も少数で報告があるが十分なエビデンスはない
サイトメガロ,マイコプラズマ肺炎など関係が報告される症例もある.


治療
IVIg
血漿浄化
ステロイド

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