この時計のその後は…
みんなのフォトギャラリーでこの時計の画像、結構使って下さってありがとうございます。
この時計の画像を使った記事はコチラ
今回はこの画像で使われた時計の話を。
元々は昔あった骨董品屋さんに置かれていたねじまき式の置き時計。
予想以上にこの時計の写真を使ってもらったお礼と言うかこの時計のその後を知りたくて今回の記事を書くことにしました。
先程も言ったように元々は釧路の北大通にあった骨董品屋さんに置かれていたもの。
北大通に移転する前はアベニュー946という元長崎屋のあった建物内で営業していました。今はその建物はかなり前に取り壊されパチンコ屋さんが建ってます。
そもそもこの骨董品屋さんのと出会いは、アベニュー946に行った時いっぱい古いものが店先に並べられていたこと。そこから興味がわき、店に置いてあった懐中時計をきっかけに店主のおじさんと交流を持つようになりました。
そんな中、店主のおじさんは昔余命が僅かしかないと宣告された癌が再発してお店が休みになる事が頻発。
確か40代、50代くらいに癌を患い医者から余命は僅かと宣告され入院する事に。そこで通された病室はおじさんと同じ余命僅かの人ばかりでやけくそになったり失望したりと様々な表情の方がいたそう。
それでもおじさんは「もうすぐ死ぬのならそれまで自分の好きなことをして楽しもう」と大好きなクラシック音楽や落語を聞いて過ごしたそうです。
その後検査をしたら癌が全く見当たらず消滅したという事で退院。
元々弟子屈でお店をやっていたのですが、釧路でもやってみることになり、それがこの骨董品屋というわけです。
そして数十年後に癌が再発。
それからアベニュー946が取り壊しになるため北大通に移転。
しかし移転から1年ちょっとでおじさんは他界。釧路と弟子屈にあった骨董品屋は継ぐ人もいなかったためか2つとも閉店。
残された骨董品はどうなったのか…
その答えは以前記事で何度か紹介している「なつかし館 イランカラプテ」に行った時に判明。
殆どの骨董品はここのオーナーが買い取り引き取ったと。
ここのオーナーの中野よしじさんは様々な物を全国各地で探し、見つけてここイランカラプテに展示しています。
じゃあ、みんなのフォトギャラリーに出したあの置き時計もここに?!
しかし某感染症が蔓延してからここ、イランカラプテが休業状態に。
今はだいぶ緩和されたのでたまにやってることがありますが、毎日というわけではありません。
調べようにもイランカラプテがやってないのでは…
日曜日には開けているみたいですが生憎この曜日はお店にはいけないのです。
そんな中昨日は厳島神社のお祭りもあってかイランカラプテやってました!!
もちろん行ってきました!
案内の人
「ゆっくり見ていってね」
「写真撮影全然OKなので☺」
私「いや、実は某感染症が蔓延する前何度か来たことあります☺」
案内の人「そうだったんですね(嬉)オーナーがあれからいろんなもの持ってきたから(展示物)かなり変わってますよー、ところで観光で?」
私「いやいや、市内ですよ(笑)」
どうやら観光客がメインで来るものの市内での知名度は低いのかなかなか来ないんだそうだ。広報活動あまり見ないからなぁ。
もっとアピールしてもいいと思う。けど案内する人とかの関係上でお店開ける都合もつかないのかな…なかなか難しそう。
車で来た場合の駐車場ないのも辛いところかも。
それでも市内での知名度上がって見に来てくれる人たくさん増えるといいな☺
と言うわけで2階へ。尚、2階に行くには入場料が必要です、200円です。
で、時計がたくさんある場所あったのであの時計、探してみます。
うーん、探してみたけどあの時計はいませんでした。
他のオーナーさんに引き取られて第二の人生ならぬ時計生を歩んでいるか、オブジェとして静かに過ごしているか。
それともイランカラプテにあるものの飾りきれなくて倉庫にいるのか…
けどこれでもか!ってくらい置かれているので倉庫に眠っていると言うことはないかと。
それでもまた様々な古い物たちに会えたので良かったです。
と言うわけで釧路に行くことがあれば是非駅前なつかし館 蔵イランカラプテに行ってみて下さい。
1階はアイヌ文化に関する展示物メインで、2階は昔実際に使われていた道具や釧路の歴史に関する資料とかが展示してあります。
繰り返しますが1階は無料で見学できますが2階へは入場料200円が必要です。
2階入り口右横に料金箱があるのでそこへお願いします。
尚両替機等はないため事前に小銭の用意をお願いします。
記事購入及びサポートは少額の時は主の仕事の合間のコーヒー代、金額が多い場合進学している子どもたちの学費等に使わせていだきますm(_ _)m