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『自堕落静養日記。九月十八日』

猫者が啼いている。
我が家の庭ではない。私の喉奥から、猫者の啼き声がするのだ。
私は喉奥に、子猫を飼っている。そう、と言っていい。息をするたび、ゴロゴロと啼いている。

免疫力の低下からのエアコンの冷気を直に浴び過ぎたせいだろう。喉奥がざらついている。でも、エアコンの力を借りなければ発疹を沈めることができない。痛し痒しだ。この、『猫啼き喉』に発熱と咳が伴えばエアコンのスイッチを切る決断ができるのだが、その兆候はない。私はいたって平熱なのだ。

癌からの免疫力低下からの肺炎からの死は、よく聞く話だ。一応、葛根湯で様子をみている。来週の血液検査の結果次第では、抗がん剤の点滴が待っている。その際に相談してみよう。マイコプラズマ肺炎が流行っているそうだから。

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