『自堕落静養日記。十月九日』
処方された喘息を鎮める薬のおかげでずいぶん気管支が楽になった。
これで、しっかり睡眠が取れる。
この期間、十数類の喉飴をためした。これもいわば相性だ。色々ためしてみなければ自分に最良な相手を見つけることはできない。
私は相手を見つけることができた。紹介しよう。
買い溜めをしてしまった。
丁度、日曜日にこの商品を舐めきってしまって、発作が止まらなかった。
風にのってきたのだろう。窓から花びらが私の部屋に散っていた。この秋雨の時期に風流ではないかと拾ってみた。
私の足裏の皮だった。左足の足裏の皮が、ぴろんぴろん揺れていた。痛みはない。ただ、硬くなり、それが定期的にぺろりんと剥ける。保湿クリーム不足だったのだろう。
季節を変わり、抗がん剤の副作用には乾燥が大敵だ。手足のしびれもあるのでルームソックスを履いて暮らしてゆこう。