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こんにちは、Seiです。 ドイツに住みながら、趣味でSF小説を書いている14歳のミリオ…

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こんにちは、Seiです。 ドイツに住みながら、趣味でSF小説を書いている14歳のミリオタです。どうぞよろしくお願いします。

マガジン

  • 連載小説

    現在連載中の小説です。

  • W-B ワールドブルー とある清掃員の日記

    ただの日記です。

  • 気まぐれ短編/中編小説

    これは僕の気まぐれで書いた短編/中編小説のマガジンです。

  • W-B ワールドブルー アナザー

    W-B ワールドブルー物語は世界に広がる.......。

  • 連載終了

    連載が終了した小説です。

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明日の夜空/ASU・NO・YOZORA

元になった曲です。 https://music.apple.com/jp/album/%E3%82%A2%E3%82%B9%E3%83%8E%E3%83%A8%E3%82%BE%E3%83%A9%E5%93%A8%E6%88%92%E7%8F%AD/1525987415?i=1525987926 これはOrengestar作の曲「アスノヨゾラ哨戒班」を小説化した物です。 プロローグ かつて栄光を放っていた文明が崩壊した22XX年。今や人類が住めなくなったニホン国の首都“ト

    • W-B とある清掃員の日記/8

      今日の掃除場所はまた廊下だ。 だけど僕の頭の中は例の盗聴器の事でいっぱいだった。 昨夜、社員名簿の中を漁って盗聴器を扱えそうな奴を探したが、時間の無駄だった。 信夫が自作自演でやった訳でもなさそうだ。 盗聴器は明らかに僕の机の下に貼り付けてあった。つまり僕達をうまくその席へ誘い込めるという確信があったからだろう。 つまり....。 「....ウエイターか?」 そう、僕達を席まで案内したあのメガネ女性ウエイター!! アイツに間違いない。 そもそも、あの時間帯にいい歳

      • とある精神学者の独り言(伏線かも?)

        もうウンザリだ。この世も終わってしまえ。 何なんだ一体。 世界平和?馬鹿らしい。百年前からずっと言っているだけじゃないか。 人類が誕生してからは世界の必ずどこかで争っている。お互いを殺し合っている。 .....本当の“平和”は不可能なのだ。 上がるのは犯罪率と税金....。下がるのは出産率と国際的信頼。 虐め、性暴力、詐欺、パワハラ........。 身の回りの色々な所に人間の野蛮さが散りばめられている。 これが昔の人達が願った ”見せかけの平和(ハーモニー)の時代“

        • W-B とある清掃員の日記/7

          A1SA-2 愛殺文 従来の大量破壊兵器は“物”を“破壊”した。 しかし核兵器の競争開発の中で生まれた異例の物が愛殺文である。 核兵器との最大の違いは“物”を破壊するのではなく、“その物の定理”を破壊する事。 長らくその存在はワールドブルー社と国家の間で機密になっていたが、数十年前のベーリング海沖で行われた「ベルブルグ定理破壊実験」 で愛殺文が暴走。世界中を混乱に巻き込んだ。 これで“定理破壊兵器”の存在が世に明かされるとワールドブルー社は世界中からバッシングを受けた。 しか

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        明日の夜空/ASU・NO・YOZORA

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        • 連載小説
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        • W-B ワールドブルー とある清掃員の日記
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          1本
        • W-B ワールドブルー アナザー
          2本
        • 連載終了
          1本

        記事

          W-B とある清掃員の日記/6

          「私は一度マッシュルームに勤めたことがありますが、“The Thing”などは全く知りません。」 「しかし貴方は愛殺文のプロジェクトにも参加していましたよね?その時に...。」 つぎの瞬間、信夫は何かに気付いたのか、人差し指を唇に当てた。そして机の下を指差した。 僕は黙って机の下を見た。薄暗くて見えにくいが何か丸いボタンのような物が机の支えに貼り付けてあった。 信夫は手帳に何かを書くと僕に見せた。 盗聴器です そう書かれていた。 そして続けて もう解散しましょう

          W-B とある清掃員の日記/6

          W-B とある清掃員の日記/5

          僕は急ぎ足でさよなら部のオフィスへ向かった。休憩時間になると社員は全員バラバラに解散してしまう。 途中、マイトンの野郎が新社員に説明している横を通り過ぎた。 「ほら、あのレジスタンス。名前なんだっけ。シイタケ?Simeji? あ、そうそうマッシュルーム! 昔はその世界では名の知れた会社だったみたいだけど、今はただキノコにカビが生えたみたいなやつらさ。キノコもカビなのにね! アハハ!面白いよね!」 新社員はなんて反応して良いか分からず、自分の鼻を見つめるような表情をしてい

          W-B とある清掃員の日記/5

          W-B とある清掃員の日記/4

          居住部屋は3畳程の小さなの部屋で壁に折りたたみ式ベッドと本棚が貼り付けてあり、反対側にはテレビとコンロが備えられていた。 僕はベッドに腰を下ろすと考えた。 しかし出てきた答えは「行動しろ。」だった。 バカ。行動するって...何から始めりゃあ良いんだ? 率直に「“The Thing”って何ですか?」って聞くか? いや、自滅行為だ。 大体、マッシュルームはどこから”The Thing“の情報を入手したんだ? もしかして.............。 内通者!!!それしか考え

          W-B とある清掃員の日記/4

          W-B とある清掃員の日記/3

          驚いた。ワールドブルーの奴らは衛兵集団を持っているのか! C・D・F/カンパニー・ディフェンス・フォースとか言う元軍人を集めた警備部門だ。 会社に清掃員として入社してから稀に廊下などでサブマシンガンを持った警備員とすれ違ったが、そいつらがウロウロしていると情報を入手するのが困難に.....。 それにしてもついさっきは焦った。 食堂から出ると何と目の前に蒼社長がいた! 幸い、彼はまた別の社員と会話していたようだ。 しかしその会話が...。 「企業スパイ活動が最近活発化し

          W-B とある清掃員の日記/3

          W-B とある清掃員の日記/2

          今日の昼飯はご飯、味噌汁、焼きシャケだった。ワールドブルーの社食は美味いとは聞いていたが、ここまでとは思っていなかった。 今の所、“The Thing”の情報を聞き出す事には成功していない。 まあ確かに清掃員が社員に話しかける事なんて滅多にないからな.....。 僕はシャケの肉片を口に放り込んだ。香ばしい味が口内に広がる。 とにかく話しかけるチャンスが必要だ。 これが1番重要。 でないとタダでさえ機密が物凄い会社だ。単独で下手に動くとバレてしまう。 味噌汁を啜り終わる

          W-B とある清掃員の日記/2

          W-B とある清掃員の日記

          僕は今世界有数の企業、ワールドブルー株式会社/W-Bの本社の廊下を掃除している。 別に表向きは普通に清掃員として活動しているが裏ではW-Bのライバル企業[マッシュルーム]から送られた企業スパイだ。 僕の任務はここで研究されている“The Thing”の情報を入手する事だ。 だけど“The Thing”が一体何でなんの役割を持つのかはマッシュルームも分からないそうだ。 噂によると、どうやらマッシュルームは自身の縮小された事業を“The Thing”で逆転するつもりらしいが.

          W-B とある清掃員の日記

          W-B ワールドブルー アナザー/パート2

          「爆発した....。」 ノイニコフは呆然と燃えるドローンの残骸を見ていた。 その時向こうの砂の山から5人ばかりの人影が現れた。 逆光で見えにくいがどうやら銃を持っているようだ。 「まずいぞ。」 僕はバギーのペダルを踏んだ。 もちろんガス欠だから発進できない。 人影は徐々に近づいてきた。 「おい、ノイニコフ。お前なんか持っているか?」 ノイニコフはカバンを引っ掻き回した。 「モーゼルC96が一丁ある。だけど弾丸が3発しかない。威嚇射撃でもしとくか?」 「威嚇射撃

          W-B ワールドブルー アナザー/パート2

          W-B ワールドブルー アナザー

          この話はフィクションです。 エジプト カイロ 「「あの野郎いつまでついてきやがる!!」 ノイニコフの声で僕は我に帰った。 目の前に広がるのは砂漠...どこまでも砂漠だ。 後ろを振り返る。 自分の後ろにはノイニコフが座っており必死の表情を浮かべていた。 「早く!曲がれ!!」 言われるがままにバギーのハンドルを左に捻る。狐色の砂が全身にかかった。 後ろからは轟音しか聞こえない。 自分でも何が何だか分からなくなっていた。 「何で俺たち逃げているんだ!??」 僕は叫ん

          W-B ワールドブルー アナザー

          連邦軍 報告書

          マオ・アンゴルモア MAO・ANGORMOA 真の名 新字体:マオ・F・アンゴルモア 悪魔文字群:ماو کوئی تاکاشی・فالکے・تيوفيفلليم 16歳 悪魔族 連邦学園学生 新暦8月23日生まれ ID36472736372781 連邦軍特別監視対象 ケンタロウ・ハヤミ KENNTAROU・HAYAMI 真の名 新字体:ケンタロウ・プファイルシュピッツェ 半獣族旧字体:เคนทาโร่ มาโคโตะ・ไฟลสปิตเซ่ 16歳 半獣族 連邦学園学生 新

          連邦軍 報告書

          怪人二十面相TLM/データベース

          個人的にメモで書いてあった人物紹介や小ネタなどなどをまとめてみました! 没案も書いているので注意して下さい。 大木・千日 16歳 小林氏のもとで住み込みの書生。 書生なので住む代わりに小林の護衛や世話をしている。 警察から特別な許可を得ており、車の運転やピストルの撃ち方をマスターしている。 小林には敬語を使っているが、高校ではかなりチャラけてるらしい。 ピストルのコルトM1911は常に身に付けており、高校の中にも持って行っている。 二代目の二十面相を逮捕するために小林のサポ

          怪人二十面相TLM/データベース

          時の流れぬ喫茶店/中編小説

          君たちは喫茶店に行った事はあるだろうか。穏やかな空気が流れ、音が死んだようになく、何時間でも過ごせる場所。 僕にとっては喫茶店は“昔の遺物”のように感じていた。いや、そもそも喫茶店という存在を忘れていたのかもしれない。上京した頃から僕は社会の荒波に呑まれまいと必死に働いていた。まるで都会という馬鹿でかい機械の中に張り巡らされた細い導線が忙しなく電気信号を送るように。 だけど一昨年の夏。まだ宿題に手を付けていない子供達が海水浴に行き、熱中症警戒アラートが発表され、からりと晴れた

          時の流れぬ喫茶店/中編小説

          作者自己紹介

          えー、こんにちは。Seiです。 だいぶ遅れてしまいましたが(苦笑)、そろそろ自分の自己紹介をした方がいいと思いまして、このページを作ってみました。 これからもよろしくお願いしますm(_ _)m。 まず、僕はドイツ在住四年目の一三歳の中学生です。ドイツ暮らしも慣れて来ましたが、やはりここは海外、毎日ドタバタな生活をやっています。 僕の一つ目の出身地は静岡県浜松市です。 そして二つ目の故郷はドイツの南部のバーデン=ヴュルテンベルク州です。 もちろん現地校にも通っています。最初は

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