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一ヶ月半のアメリカ滞在予定がそのままアメリカに住むことになった話🇺🇸

こんにちは!せいなといいます☀️
前回の投稿から日が空いてしまったのですが、タイトルの通り、旅行のつもりで来ていたアメリカにそのまま住むことになったのでそのことをノートにまとめておきたいと思います。



前置き


私については、自己紹介を下記の記事にまとめたので、よかったら目を通してくれると嬉しいです。


そちらにも記載の通り、私は昨年の10月にCR-1ビザを申請し、アメリカへの移住の準備をしていました🇺🇸
申請してから半年〜から一年半はかかると聞いていたので、ある程度は覚悟していたものの、書類を提出してから音沙汰がないのでヤキモキしながら過ごしていました。
そして、アメリカに住んでいるパートナーを訪れるため、渡米したのが7月の初旬のことでした。

その時点では、まだビザの承認は降りていない為、旅行として一ヶ月半程度滞在後また日本に帰る予定でした。
荷物についても、夏の間着回せる分の服だけ持ってきていました。

余談ですが、入国する時には、リモートで仕事をしながら長めに滞在する予定だったのが怪しまれたのか、初めて空港で別室に連れて行かれるという経験をしました😦

その時は、違法的に滞在するのではないということを示すために必ず帰るという証拠を見せろと言われたりしてました。帰りの航空券を買ってあることをアピールするも、それ以外の証拠が必要だと言われ…
リモートの仕事かつ実家暮らしだったので、仕事やアパートの契約を理由に帰る必要があるということも説明出来ず、中々苦労しました。
結局、色々とパートナーとの今までのやり取りを見せたりしながら、40分くらい拘束された後、なんとか入国することが出来ました。

この時点では何とか入国できたことにホッとしながら、9月初めには帰るつもりだったので不法に長期滞在なんかするつもりないのにね〜アハハなどと言いながら笑い話にしていました。

USCISからの通知


状況が変わったのは、帰国のほんの4日ほど前のことでした。
アメリカの滞在を楽しみ、またビザが降りるまではパートナーとしばらく遠距離で過ごすことになるのかあ、としんみりしつつも、久しぶりの日本食は楽しみだなあと帰国の準備をし始めていた頃。

アメリカの移民関連の書類を管理する機関であるUSCISから一通の手紙が届きました。

内容を読んでみると、まず目に飛び込んできたのは、申請していたI-130請願書が受理されたとの知らせでした。
いいね!やったじゃん!すぐこの後のプロセスも上手くいけばすぐ終わるかも!と喜んでいたのも束の間。別紙に何やら長い文章が。

読んでみると、I-130の内容に一部修正が必要との内容でした。
要約すると、ビザを申請を行う場所として、アメリカ国内から行う場合と、アメリカ国外=日本から行う場合とを選ぶ項目ががあり、そのいずれかにチェックをつける項目があったのですが、その項目のどちらともにチェックがついているとのことでした。

そして、このままだとどちらから申請したいかわからないので、以下の方法から選んでくださいとの記載でした。

A:アメリカ国内から申請する場合:USCISに国内から申請を行うことを通知の上、続きの申請プロセスに必要な書類を送ってください。

B:アメリカ国外(日本)から申請する場合:現在プロセスがストップしている状態なので、amendment(修正)のための請願を別途申請した上で、必要な書類を送ってください。

え、なんか出した書類に間違いがあったの…と不安になりつつ、まあ書いてあるとおりに進めれば問題ないよねと言いながら、amendmentの修正にかかるwaiting timeをチェックしました。

すると、チェックが行われる州にもよっても長さが違うのですが、私たちの修正の書類がチェックされるまでの平均待ち時間はなんと10~12ヶ月との表示がされていました。
しかも、この待ち時間は修正を受理するまでの時間なので、その修正が受理された後さらにビザの申請が完了するまでプラスで8~10ヶ月、つまり合計で2年弱も待たなければならないことになるというのです…🤯

去年の10月に申請して、すでに10ヶ月待っているのにさらにここから2年もかかるの…!?!?と一気に絶望的な気分になりました。

そもそも本当に二箇所にチェックしちゃったの、と、提出した書類のコピーを念の為見返してみると、確かにやはり二つともにチェックして提出されていました。
この書類はビザが必要な側の配偶者=私のパートナーが埋める書類になっていたので、正直パートナーに任せっぱなしにしてしまっていたのも良くなかったなあと思います。英語ネイティブだし大丈夫だろうと、ダブルチェックもそこそこに、見過ごされたまま提出となっていました。

ミスがあったのなら、提出して10ヶ月後も経ってから言ってこないでよ…と八つ当たりしたい気持ちも湧きつつ、そうは言っても今更どうしようもないので解決方法を探るしかない。
幸い突き返されて一からやり直し、な訳ではないですが、やはり今から2年弱アメリカと日本を行き来しながら遠距離をしていくのは色々な意味で厳しい。何とかamendmentを提出した後時間を短縮する方法はないのかを調べる中で、一つの考えが浮かびました。

待てよ、今私は旅行という形でアメリカ国内にいるのだから、アメリカから申請するというAのパターンも可能なのでは…?

調べてみると、そちらの方は日本から申請するより早く手続きが終わる可能性が高いようでした。

帰国する気満々でしたが、もしこのまま手続きを進めた方良いのならその選択肢も検討しなければならない、ということで、急遽現地の移民関連に詳しい弁護士に相談することにしました。

何件か掛け合って、幸い明日にでもオンラインで相談可能という相談所が見つかったので、私がビザをアメリカから手続きを進めるか可能かどうかを含めて相談してみました。
結果的に、やはりこちらの方が(弁護士を入れるという前提で)早く申請が進められるだろうとのことでした。
以下備忘録も兼ねて弁護士に聞いた内容と回答です。

①この後の全ての承認プロセスはどのくらいかかるのか
→あなた達の書類を扱う管轄であれば、4~8ヶ月程度でグリーンカードが取得できる可能性が高い

②観光ビザで入国したが、このまま残って申請をして問題ないのか
→問題ない。帰国前にUSCISから通知が来たので、そのまま正直に、一時的な観光のつもりで入国したが、ビザの申請状況が途中で変わった為このまま申請を続けることにしたと説明すれば良い。

③日本とリモートで仕事をしているが、問題になるか
→アメリカとの企業と仕事するにはSSN(社会保障番号)を取得してからでないと出来ないが、日本の会社と仕事をするのは問題ない

④申請中の(日本への)一時帰国は可能か。
一時帰国の申請の許可証がもらえれば可能。大体その許可も3~4ヶ月程度かかるので、その時点でビザが取れている可能性もある

②に関しては結構心配だったので、弁護士の人から問題ないと言ってもらえたのは心強かったです。
一旦検討する形で通話を切り、パートナーと話し合いました。
パートナーとしては、気持ちとしてはこのまま残ってくれたら嬉しいが、せいなの人生の大きな決断になるのでせいながしたいように決めて欲しいと。

決断


もし帰ることにするなら、予定のフライトはもう三日後。そのまま飛行機に乗って日本に帰るのか、キャンセルしてここに残るのか、ここで決断を迫られることになります。

自分としてはもちろんパートナーと長く離れて過ごすことは望ましくない。
一方で、もうすぐ会えると思っていた家族や友達と次にいつ会えるかわからなくなるというのは、かなり寂しいです。

いずれは離れて移住するつもりでいた割に覚悟が足りないと言われればそれまでですが、日本に戻るつもりで旅行として来ていたので、別れの挨拶もそこそこに、お気楽な気持ちで日本を出てきてしまったのが悔やまれます🤦‍♀️
あとはこんなことならもっとたらふく日本食を食べておくべきだった…という小さい後悔もありました。

結果として、私はアメリカに残ることを決めました。
やはり、メリットデメリットを考えた時に残った方が自分達にとって良いことの方が多いと考えたからです。
日本に戻るのは延長になりますが、一生戻れない訳ではない。
次許可さえ貰えれば、2,3ヶ月単位で帰国することも出来なくはないので、その時を楽しみにアメリカ生活を続行することになりました。

フライトをキャンセルし、お別れ前の晩餐を取ったばかりの義両親に事情を説明しました。
エモーショナルな感じでお別れを済ませた直後にまた顔を合わせることになるのはかなり気まずかったですが、「じゃあせいなが今年のクリスマスにまた日本からこっちに遊びに来るように説得しなくて済むわね」という義母さんのポジティブなコメントに救われました。

帰国を内心楽しみにしてくれている様子だった家族に事情を話すのは気が引けましたが、また通話で気軽に連絡が取れること、次の帰国はきっと長めに日本に滞在できることを伝えました。

残ってみて


その後の一ヶ月は、旅行で滞在するのと、その国で住んでいくのは違う体験であるということを改めて思い知りました。

一ヶ月分の服等はあるものの、今後の生活の拠点を整えるためには色々なことを整備していく必要があります。

弁護士を通すことにはしたものの、ビザの書類の記入はこちらで早急に記入の必要があるし、高いと言われるアメリカの健康保険にも加入する必要があるし、車もいずれ必要になるし免許も取らなければ行けないし、これから住む為に必要な最低限の服や物も買わなきゃいけないし…と、やらなければいけないことは多々あります。

幸い仕事は元々リモートで働いていたので、今後もしばらく継続して働けるものの、アメリカの物価の高さ、円安を考えるといつまでも今の体制のまま仕事をずっと継続するのはあまり効率的ではありません。
SSNが取れたらこちらでドルベースで支払いが貰えるよう、新たに仕事探しも必要になるでしょう。

気楽な気持ちで来ていた旅行から、一気に色々と考えなければいけないことややらなければいけないことが一気に増えて、上手く気持ちを切り替えられず最初の一ヶ月はややホームシック気味でした🤔

とは言え何も絶望的な状況な訳でもないし、むしろいずれは移住する予定だったのだからそれが早まったのは良いことなんだと気持ちを切り替えられた後はトラブルや文化の違いも楽しめるようになってきました💡

今これを書いている今現在、まだビザは申請中の状態ですが、申請書類を出したのが9月で、その後USCISから指紋や顔写真等の提出の依頼があったりと、日本で何の通知もなくヤキモキして待っていた頃よりは何かしら進展が早く見込めそうな気がしています。

予期しない形で始まったアメリカ生活でしたが、これからも色んな変化を楽しみつつ、楽しく毎日を過ごして行きたいなと思います🌷

ここまで読んでいただきありがとうございました✨


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