なぜ、あなたのパートナーシップはうまくいかないのか?〜「鏡の法則」から読み解く人間関係〜
こんにちは!
今日もお読みいただき、ありがとうございます。
鎌田 聖菜です。
実は私、
今まで2000人以上の女性のカウンセリングを行ってきた
”心理の専門家”として昨年末「パートナーシップ」の本を書かせていただいています。(詳細はこちらから)
それにちなんでお声を多くいただいたこともあり、
こちらでも「パートナーシップ」についてのご相談に答える記事も書いていこうと思います。
まずは、現役 心理士として少しお話をさせていただくと、
パートナーシップ、すなわち、「人間関係」も全て私たちの内面の鏡であるということです。
このお話はよく聞かれることだと思います。
人間関係の課題は、自分の嫌な面、良い面が相手に映し出される真実であるーーー。
私もその通りだと思っていますが、
ここで気をつけて欲しいことが一つあります。
それは、この「人間関係は鏡である」という法則を知っても、決して自分を卑下したり過度な反省をしないで欲しいのです。
よく、「鏡の法則」と言われるもので、人間関係を分析した時、
自分の悪い面を相手に投影し、その悪い面ばかりにフォーカスを当てて、
「まさか私にがこんな人のこんなところがあるなんて!」
と、ショックを隠せず、いつまでもそこに執着して抜け出せなくなってしまう人がいます。
でも、それは大きな間違いです。
この「鏡の法則」と呼ばれるものは、鏡の中の自分が笑えば、投影されている自分も笑うように、嫌なことをされたら、相手を変え、時を変え、環境を変えて、自分も同じようなことをしてしまっている”可能性”があるということです。
だからと言って決して、「それを反省しなさい!」と言われているわけではありません。
そのような相手を見ていて”癪に障る”部分が、もしかしたら自分にも「あるかもしれない」という可能性を鑑みるだけで良いのです。
そこに、「そんなの絶対認めたくない!」という自分が出てきたら、なぜそこまで認めたくない自分がいるのかを考えてみましょう。
もし、本当に私たちにとってどうでも良い課題であれば、「ふーん、そういうところもあるのか、面白いな。」と、スルーできるはずです。
それが、なかなか腑に落ちず、モヤモヤ、イライラしてしまうのであれば、そこに私たちの「どこかで同じようなことをしてしまっているかも」という無意識レベルでの不安がよぎっていることを示します。
もし、誰かに「あなたの目、1つしかないよ?」と言われたとしても、鏡で自分の顔を見たことがある人なら、「何言ってんの?目は2つあるに決まってるじゃん!」と自信を持って言えますし、それについて、相手が間違ってるとしか思いません。
ですがもし、自分の背中を鏡で見たことがない人が、相手から「あなたの背中、なんだか変だよ!」と言われたら、どのように変なのか、何がみんなと違うのか、むしろ、もっとちゃんと教えてよ!と気になってモヤモヤしてしまうのではないでしょうか。
このように、自分で認識できて(信じて)いるものであれば、相手から何を言われてもあまり気になりません。
その反面、自分できちんと認識ができず、「え?本当に?なんで?どうして?でも、もしかしたらそうなのかも・・・」と、なんとなく自分を疑ってしまうときにほど、イライラしたり、気になってしまうものなのです。
パートナーシップにおいて、何かしら相手にイライラすることがあるのなら、それは自分が相手に対して自分の良い面、悪い面を投影しているからなのです。
少し長くなってしまいましたので、具体的な続きはまた次の記事で^^
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
鏡学コンサルタント
鎌田 聖菜