窓の青と鉄の赤
先日、北九州のアートスペースOperation Tableでの短い展示があり、その設営を手伝ってくれたガラス作家の安田尚平さんという方が、彼は「窓ガラスの断面を見た時の青さに惹かれて、それを材料にするガラス作家になった」と言っていた。
それを聞いて、
「うちの子の名前は「窓」というんですよ。」と話したら、
びっくりした笑顔で、
「嫉妬すらしてしまいそうなとてもいい名前ですね。きっと強い子になりますよ。だって、そのガラスの青さは、原料の中の鉄(酸化鉄)によるものですから。」と言ってくれた。
学生時代から鉄と付き合ってきた約20年、我が子の名前にも関係があったなんて、なんだか奇跡みたいだ。