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New year may be a happy.

12月に40歳を迎えた。「年をとる」ことや「おばあさんになる」ということは漠然と昔から想像しているのに、この微妙な年齢になることは、なぜか全くイメージができていなかった。

そういえば3年ほど前だったか、たまたまその年に40を迎える女性2人と夕食をともにしたことがあった。ふたりともそれぞれに自立し充実した仕事や生活を送っているように私からは見えていたので、そのときの彼女たちの口から思いの外、漠然とした戸惑いのようなもの漏れるのが意外で心に残っていたけれど、今になってなんとなくその気持ちがわかるような気がする。


振り返れば昨年は、しんどいことの多い一年だった。仕事上の理不尽な対応に悲しむこともいくつかあったし、思うように結果も出ないことも多かった。正直、夏頃は相当疲れていて、今も多少回復はしたものの、その気持ちは完璧にはとれていない。そのせいか以前は、なんとなく年の瀬から新年に向けて空気がぴんとして切り替わる感じが好きで、大掃除も新年の抱負とかも好きなタイプだったのに、今年はたいした大掃除もしなければ、抱負もなく、ついでに一切の期待もない、恐ろしくしわしわで憂鬱な気持ちのまま新しい年へと突入していた。

先日、5年ほど毎日話し続けているグアテマラ人の同い年のスペイン語の先生は、「40歳は2回目の二十歳だ」とお母さんに言われたと言っていた。
つまり、これまで何をやってきたのか、これから何をやっていきたいのかを、改めて迷い自分に問う年齢らしい。

SNSで見ている、海外で1人、血を吐くような(⇦そう見える)努力を続け躍進する日本人女性アーティストがいる。彼女は日々の孤独を嘆きながらも、いつもジリジリと日々を紡ぎ制作に身を投じている。彼女の存在ははるか遠くの私を照らし、影を作る。

自分はどう歩んでいくのか、
簡単に答えなど出ない、
今年もそういう1年になる。

でもたとえ、何も結果の出ない、迷い続けたままの年が過ぎてしまっても、
淡々と日々を歩むことが大切なんだと。

New year may be a happy.

大晦日の深夜の制作。初めてのタイル貼りに苦戦。


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