誕生日(息子の)
チンチンチン〜!
それはゲーム終了のゴングが鳴ったような感じの日だった。
ずっとずっと
わかっていた
どこかで知っていた感じ。
わかっていたから、
彼に選択を任せてきたし、
彼が決めたことをただ尊重し、
応援するということをしてきたつもりだった。
でも、もう何も出来ない、
何もしてはいけないな、ってこの日、
心底思った。
いつものようにお誕生日をお祝いしようと、
美味しそうなお店を予約して、
「美味しかったなー!今年も元気で、
好きなこといっぱいしぃや〜」
ってお会計をしようとしたら、
「インド人は誕生日は自分が招くらしい。
払わせて下さい」
「あんた、インド人ちゃうやん」
「いや、それいいな、と思って。」と…
彼が支払った…😳
この出来事がなんか、
私のハートをザワザワソワソワさせて…
わかってた。
そう。
頭の中では、ずっとわかっていた。
コロナで海外から帰国し、
約10年ぶりに同居するようになって、
学生の時と同じように変わらず
洗濯もご飯も身の回りのことをしていたけれど、
ちょっとやり過ぎかも……
やってもらうくらいでいいかも。
やってもらう方が、実家暮らしには居やすいのかも…
なんかそう私は感じていた
でも、いつまでも、
なぜか ‘’してあげたくて‘’…
しっかり子離れ出来てない親やったんやね…私。
そういう自分を初めて認識出来た感じがした。
世の中には、そんな親御さんがたくさんいることは知っていたけど、
自分は違うって思っていた。
なんでも本人に選択は任せてきたし、
尊重してきたし、
サポートだけ来てきたつもりだった。
でも、まさか自分も子離れ出来ていない親だったとは思ってもみなかった。
でも、
そんな自分がいることを認めると
子が育つのは、なんとなく、
「さみしい〜〜〜!」と感じて
ん〜、複雑〜〜〜😭
って、一瞬わけわからなくなったけど、
私って優しい親なのかも…!
そうじゃない?
愛有る親やん✨
に、変換(笑)
んで次に、
………思い出した!
彼がお腹の中に入ったと知った時から、
たくさんの願いを彼にしてきたことを!
一方的に。
賢くて強い子になってね
健康でね
元気でね、
そう思いながら、大きくなるお腹に話しかけていたこと。
それを素直に受け止めて、
受け入れて、
そうなろうとしてきてくれた人。
私という母親で、
彼には色んな思いをさせたことも
あったんやろな…と。
すまなかったな…
もう、本当に心底自由に生きておくれ
そう思うと、
もうほんまに何にもしてあげることは無くて、ただ一緒に居る時間を満喫し、
楽しく過ごせば、
実家は彼の居心地の良い場所になるのかな、と気付いたお誕生日
29回目の(笑)
好きなことをいっぱいして、
健康で幸せでありますように
願うことは変わってないな!(笑)
私は私を成長させることに注力すればいいんやね。
私は私をもっと輝かせるために、
私のために頑張って、
カッコイイ母親やろー?
って認めさせたろー!
お誕生日おめでとう。
私のところに来てくれて、
ありがとう
シンプルに、心から、
お誕生日おめでとう
と思えた日。