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「標準化」組織のOMG

Object Management Group (OMG) というアメリカの非営利団体がIT関連の世界標準化を推進しています。そこでは、IT関連だけでなくビジネスモデルなどの記述法であるUnified Architecture Framework (UAF) も標準化しています。https://www.omg.org/uaf/

ITシステムの仕様書やビジネスモデルの記述を標準化することで、大規模システムを作る人同士での誤解が生まれづらくなり、世界中の英知を集めやすくなるといったメリットがあります。

私的な考察

「標準化」のメリットを享受していることに気付かされます。一番身近なのは言語です。日本国内だけみても、明治時代に全国一律の国語教育をしたから方言は残りつつもコミュニケーションに困ることはありません。

次に文字。数字は世界中で1234567890が使われ、パソコンやスマホ上での文字コードが標準化されているのでWindowsでもMacでもiPhoneでもAndroidでも2は2、#は#です。もちろん、楽譜の記譜法も世界中で標準化されています。

次に電気。日本は東日本と西日本で交流電源の周波数は違いますが、100Vで標準化されていますので、引っ越しても家電をそのまま使えます。

標準化されたらメリットが生まれるものにどんなものがあるでしょうか。

私が直接関われるかもしれないことの一つは、ピティナ・ピアノ曲事典を充実させて曲コードを標準化することです。原曲が特定できれば、無数の編曲を比較することもできるし、無数の演奏を比較することができるはずです。個人すらマイナンバーで統一されているのだから、曲をコードで特定するのは比較的現実味がありそうです。

次にピアノステージ履歴の統合。既にピティナ・ピアノコンペティション、ステップ、約40種類ある提携コンクールの出場履歴は、ピティナでステージポイントとして記録され高校入試の内申書などに活用されています。これが発展していって、TOEICばりに履歴書に書く人が増えれば、将来履歴書に書けるからという目論見もあってピアノを習う人が増えるかもしれません。

※慶應SDMの授業「ビジネスプロセスのモデリングとマネジメント」に参加して。


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