ワーママ継続のコツは割り切って図太くなること
我が家は小学4年生と1年生の兄弟。2度の産休・育休を経て、ワーママ歴も10年になりました。今から職場復帰をしようかなというママさんから「働くママって大変ですか?どうやったら続けられますか?」とご質問頂いたので、私なりの考えを書いてみます。
結論:最重要なのは「割り切る&図太くなる」こと
子育て、家事、そして仕事。少しでも負担を減らすために、職場復帰のコツや両立の秘訣として「夫と家事を分担」「実家に頼る」「最新家電を使いこなす」など、いろいろ細かい対応策はあるのですが、それより何より一番大事なのは「割り切って図太くなること」だと思っています。
職場復帰直後、自らルールを破って破綻した
1回目の育休から職場復帰した時、私はその会社で二人目の時短勤務。とはいえ一人目の方は管理職でいろいろ裁量がきく感じだったので、一般職の私にはあまり参考にならないなぁと感じていました。
私はシステムエンジニアとして働いており、毎日20~21時まで残業するのが当たり前の会社。しかし復職後は、週5日・1日6時間の時短勤務としました。保育所のお迎えは近くに住む両親に頼んでいたため、「必要なら多少の残業は可能」と伝えていました。
復職当初は契約通り6時間で帰る日々。でもしばらくすると「何とかこれを今日中に・・・」という場面が。「じゃあ、今日は少し手伝いますね。」と2時間残って通常の定時まで作業。そんな日が1日、また1日と続きます。私も必要とされるのは嬉しいし、遅くまで残ってるチームメンバーを置いて帰るのは気が引けるしで、できるだけ協力しようと思っていました。
少しだけ、少しだけ・・・のはずが、しばらくすると定時を超えて作業する日が続き、復職1ヵ月後には20~21時まで仕事をしている毎日に。帰宅すると夫と1歳の長男が寝ていて、一人でニュース見ながら半額になったお弁当食べたりして。
さすがに両親にも「時短勤務じゃなかったの?ちょっとおかしいんじゃない?」と言われ、私自身も「私、何してるんだろ・・・」となり、これじゃ仕事続けられないなと感じて会社に相談しました。
誰も時短勤務と認識していなかった
会社から所属チームに対して改めて「seikoさんは時短勤務なので、きちんと6時間で退勤させるように」と言う通達がされました。その通達を聞いて驚く社員達。「seikoさんって時短勤務だったんですか!?」って、こっちが驚くんですけど。(もちろん上長は知ってました。)
でも、よくよく考えてみると、上長はともかく、普通の人は周りの人がどんな契約なのかとか深く気にしてませんよね。私が「残業できる」って言うから、作業を頼んでるだけのこと。
私は「時短勤務なのに全然仕事終わらせてくれない!」と不満に思っていたのですが、それは私が「時短勤務なので残業はできません。」ときっぱり言わないのが悪かったんだなと気づきました。
できないことを申し訳なく思っても仕方ない
それからというもの、どんなに納品前で忙しくても私は残業を依頼されなくなりました。さーて、これからだぞ!っていう16時半に「お先に失礼します…」と退勤する私。それに加えて、保育所から会社に「xxxくん、熱があるので迎えにきてください」って電話があって早退したり、次の日は休んだり・・・。
「みんな、何やねんアイツって思ってるよな・・・」
「こんなんなら、辞めた方がいいんかな・・・」
誰かに文句言われたりしてるわけでもないのに、とっても心苦しくて、申し訳なくて、いたたまれない気持ちで帰る毎日。しんどい。。。でも、
「じゃあ仕事辞めて生活やっていけるの?」
「申し訳ない気持ちになれば、誰かが救われるの?」
そんなことを考えたって無駄だし、何の得にもならないよねと自分に言い聞かせ、なるべく考えないようにしました。できないものはできないんだから仕方がない。我が子を守るためにはこの生活を続けるしかないし、勝手に一人で自分を責めてしんどいとか言うてる場合じゃない!周りにどう思われようと図太いおばちゃんになって、やれることをやるしかない!!
図太いおばちゃんになるのはちょっと抵抗ありましたが、もうしょうがないなと割り切って、それよりも時間内にもっと作業を進めるにはとか、急な休みでもなるべく迷惑かけないようにするにはとか、できることを考えるようにしました。(この話はまた後日)
まとめ:勇気を出して図太いおばちゃんになろう!
「母は強し」というけれど、妊娠がわかって何度も産婦人科で内診受けて、記憶忘れるほどの痛みに耐えて出産して、自分よりも優先して守るべきものができて、少しづつ図太く強くなっていくんだなと痛感しています。
今回、この記事を作るのに音声入力で「ワーママ」と入れたら「ワガママ」と認識されてウケました。確かに周囲のみんなに時短勤務、急な早退や休暇、産休育休だのワガママ受け入れてもらって今の私や家族があるよねと。みんなのワガママをお互いに受け入れ、みんなが活躍できる世界になることを切に願います。
もし質問とか、こんなこと書いてほしいとかあったらお気軽にコメントください!note更新のネタになるので助かります!!
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