『34歳で仕事を辞めて金髪にした私が見た新世界』の話。
15年間保育業界で働いていた私は、2020年仕事を辞め、34歳にして人生初の金髪デビューを果たす。
どう見ても遅く来た反抗期だ(笑)
しかし・・・
金髪になった私が見た世界は、あまりにも新鮮で、案外幸せな世界だった。
ーーーーーーーーーー
私が仕事を辞めたのは、
"人生をかけて燃えられる軸は何かを探すため!"
かっこよく言えばそんな感じだが、
つまり私は私に負けた。
未来を語れば叩かれて、現実を見ろと言う現代で
私は単に、圧倒的に無力だった。
仕事を辞めると決意して約2日、泣いた。
悔しいからでも、悲しいからでも、不安だからでもない。
きっと15年の中で何度もあったであろう、成長できるタイミングから、尽く目をそらしてきた結末にぺちゃんこに潰された。
もう今しか無い。私は覚悟を決め、極端な環境に自分の身を置くことに決めた。
手始めに、これからやりたい事と在りたい自分の姿を100個書き出して分かった、真実。
100/27個目『死ぬまでに、一度は金髪』
えっ???そうなの私???
じゃあ、やるなら今しかない(笑)
そして34歳の春、私は金髪になった。(ちなみにこの手のモノは、スカイダイビングと、イルカと泳ぐがまだ残ってる。)
ーーーーーーーーーー
自分らしく生きよう!ってよく言うけど
その基準、誰がどのタイミングでどうやって決めてんだろ?
世間は自分らしく生きれば生きるほど
それって好き勝手って言うんだよ
やめておいた方がいい
あなたがやらなくてもいい
と、言う。
正解は存在しないし、自分らしいかも、誰がやるべきかも誰にも分からない。でも、だからやったのに。
例えば、
レストランでめちゃくちゃ悩んで時間をかけまくって、頭フル回転で注文したオムライス。
テーブルに運ばれたオムライス食べながら、
オムライスを食べる私って自分らしいなぁ〜!
とは、多分断言できない。
勇気もお金も投資して仕上がった金髪。
でも、金髪の私って私らしいなぁ〜!とは特に思わない。
どんなに悩んで出した結論で、
産まれて初めての挑戦に挑んだとしてもだ。
ーーーーーーーーーー
金髪にしてから見えた世界と、よく似ている。
金髪にして初めての外出。。。
世間からどう思われているのだろうと気がかりで、せめて服だけはと地味めをチョイス。
金髪にして初めて行く市役所。。。
対応してくれる人に、これまで以上にマナーやモラルを重んじて、これまで以上に丁寧に挨拶やお礼を述べた。
金髪にして初めて会う友人。。。
驚かせないため、事前に、私金髪にしたよと一報を入れがち。
つまり、いつ誰から教わったのかも分からない
金髪はよくない!
というルールが私にまとわりついて来た。
自分で選択したのにだ。
でも誰一人として、私に冷たく当たる人は居なかった。ただの一人も。
それだけで、
世界は優しいと思えた。
ーーーーーーーーーー
イイモノの価値は常に変化し、役に立つモノは無限に有る。
私は今、人生のどこにポジションをとれば、誰かにとっての"意味がある"を産み出せるのかという課題にとことん向き合っている。
圧倒的な世界観が創れなければ話にならない。
実現させるデザイン力とスキルも必要。
私はどんな世界観を創りたいのだろう。
冒険は続く。
ーーーーーーーーーー
2020年4月に極端な環境に身を置いて金髪で生きている私が書いた記録