~【志教育】「夢」と「志」の違いってご存じですか?~
ゴールフリー南草津教室 教室長田口です。
皆さん、こんにちは!
私たちは学習塾を中心に運営している教育サービスの会社です。ただし、私たちは勉強ができることや偏差値の高い学校に合格することを目的としているのではありません。私たちが大切にしているのは、目の前の困っている人を助けたい、何か人の役に立つ仕事がしたい、そして人に関わる仕事がしたいという思いや軸です。
勉強の真の目的は、良い点数をとることでしょうか。それとも受験に合格することでしょうか。もちろん、成績向上や志望校合格は大切です。しかし、私たち成基は、勉強は目的ではなく、“志”を実現させるための手段であると考えています。夢が個人的な未来への願望であるのに対して、志は個人の願望を超えた未来への挑戦です。「将来、どんな自分になって、どのようなことを成し遂げたいか」という志を見つけ、その実現に向けて主体的に学び続けられる指導。それこそが私たちが大切に実践し続ける“志共育”です。
「志」とは何でしょうか? 志は「夢」とは違います。「医者になりたい」と思う子どもは、これからも多く出てくるでしょう。しかし、その理由が「たくさん稼げるから楽しく生きられるから」というものであれば個人の欲求だけに留まる「夢」となります。これに対し、「多くの人を病から救いたい」という強いモチベーションを持てば、長く苦しい勉強にも耐えていける「志」として、その子どもたちを支え続けるでしょう。
「志」は人間として社会に役立って生きていくため力を生み出す根源です。「自分はどう生きていきたいのか」を問う人間の本質的な想いです。幕末に明治日本を創り上げた多くの人材を「志士」に育てた吉田松陰も「志を立てて以って万事の源となす」と断言したほど、重要なものなのです。
今の子どもたちは、戦後の日本人のようにモノを満たすためのハングリー精神では頑張れないのですが、「誰かの幸せのためになるのなら」という思いがあれば、やる気とモチベーションを高める傾向にあります。これは先生が教えられるものではありません。子どもたちが自分の中から見つけていくものです。ですから「志教育」ではなく、共に育てていく「志共育」なのです。
文部科学省は2020年の大学入試改革で、これまでのセンター試験に代わる「思考力、判断力、表現力」を評価する「大学入学共通テスト」を導入しました。この新しい方針の「肝」は何でしょうか。安倍晋三政権の教育提言を行う諮問機関「教育再生実行会議」のメンバーとして全ての会議に出席したわたくしが、その内容を突き詰めてみますと、グローバル化の時代に日本が求める人材とは、「自らの意志で多様な人々と協働する態度」を育てていくことが肝要だということです。
自ら多くの人々と共に働いて社会の役に立とうとするなら、「志」が人間の中心に備わっていなければなりません。「志」は、パソコンでいえばOS(基本ソフト)のようなもので、それなくしてはパソコンが動かないように、人間も仕事ができません。「志」は人間が生きていく上での理由となり、人間という存在のすべてであるといっても過言ではありません。この「志」を持たせるプログラムを、2018年は本格的に広げていこうと決意しています。
成基の全教室では「やる気、本気アップ講座」を実施しています。子どもたちひとりひとりの「志」を明確化することで、目的意識や学習意欲は高まります。「やる気、本気アップ講座」ではマンガテキストを使って、自分の志を言葉にすることで楽しみながらわかりやすく明確にしています。
そして、社員も志共育に取り組んでいます。2年目には、「Human Dream Support セミナー」があります。2年目社員の志(パーソナルミッション)を明確にすることで、私たちが夢を明確化し、自分の天命を知ることによって、会社の中での己の役割を自覚することができます。自分の20年以上の過去を先輩社員と一緒に振り返り、過去を「ゆるす」ことから始まります。そして、過去から今の自分自身がつくられていることを認識し、将来の行動指針を立て、宣言をします。自分自身の過去に対して、多くの時間を費やしてくれ、将来について一緒に考えてくれることに対して、とてもありがたく、うれしく思いました。就活の際に考える、「人生の軸」を改めて考え直す機会を提供しています。
私たちは、子どものために、そして社員の志のために、まっすぐな人が待っています!
あなたの志に共感し、私たちと一緒に未来を切り拓いてみませんか?
現在就活・転職活動中の皆さん、成基へのエントリーは以下から!!!
編集後記
「志」も「夢」も普段よく目にしますす、使うこともある言葉だと思います。しかし、その違いを意識したことはあまりなのではないでしょうか。「夢」を持つことは素晴らしいと思いますし、叶えるために努力を続けられる人は尊敬します。さらにその先の「志」を持つことができるのはさらに素敵なことではないでしょうか。みなさんの「志」はありますか?面談や説明会の場で「志」や「志共育」についてお話できる機会を頂けたら幸いです!!