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【首長訪問】【鮫川村長】関根政雄さん
”繋がりで支え輝く村づくり”を継承していく。
──就任から間もなく1年を迎えます。
「就任直後に台風19号の襲来がありましたが、早期に災害対策本部を立ち上げたこともあり避難準備と避難指示の発令も早く、何より関係機関と職員、そして多くの村民の連携により、人命が失われることなく、被害も最小限に抑えられました。この災害を通じて危機意識の共有・判断や村民同士の支え合いなど、多くを学びました。
4月1日からは新たに副村長と教育長に就任していただき、事業執行に早速大きな力を発揮していただいています。職員には『住民主体の村づくり』として九つの理想の村とその具体的施策を提示しました。難題が降りかかってきても『無限大の市民力』と『最大の行政力』で乗り切る覚悟です」
──新型コロナウイルスの影響と、国・県への要望について。
「マスクは村内の縫製会社に依頼し、村民1人につき3枚ずつを4月中旬までに配布し、業者様から寄付していただいた除菌水も村内全戸と各施設に配布しました。防災無線を使って私自らが『移動や往来の自粛』を求める呼びかけも度々行いました。一方で、5月の連休中には近隣町村で感染者が出たため本村にも緊張が走り、直ちに感染防止策を配備しました。
専門家は今年秋から冬にかけて第2波、第3波の感染拡大があると予測しています。これを受け、近隣町村長や医療機関と東白川郡内に発熱外来の設置を検討しており、国や県には設置費用の支援を求めたいところです」
──少子高齢化対策について。
「『教育と子育て支援』は人口減少対策のみならず、村の将来の担い手育成には欠かせない最優先課題です。今後、定住・移住促進のための各種助成金を充実させるとともに、高齢者の健康寿命を延ばすための健康増進策にも注力していきます」
──今後の重点事業について。
「〝地域づくりは人づくり〟の理念のもと、鮫川村を愛する村民を一人でも多く増やすことが大きな目標であります。その一環として、青少年の『ふるさと・キャリア教育』を実践し、地域全体で人材育成に取り組んでいきます。また、地域の命となる各産業の振興を図り〝稼ぐことのできる村〟を構築するとともに、『むらづくり会社』や環境保全のための『環境公社』の設立準備に着手したいと思います。さらに、かねてから進められている第4次振興計画を検証し、村民参画のもと第5次振興計画の策定も合わせて検討し〝繋がりで支え輝く村づくり〟を継承していきたいと考えています」
1955年12月生まれ。東白農商高校卒業。鮫川村議5期。昨年8月の同村長選で初当選を果たす。
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